2012年11月11日 (日)

期待しすぎたか?(「夜のアルバム」 八代亜紀)

話題のアルバムを聞きました。八代亜紀さんのJAZZアルバム「夜のアルバム」を聞きました。演歌の女王がJAZZを唄う。まーありと言えばありですね。ジャケからヘレンメリルのマネ。と思ったら中にヘレンメリルのコメントまでありました。選曲は非常に私好みです。クライ・ミー・ア・リバー ジャニー・ギター サマータイム 枯葉などなど。そして五木の子守唄やりりいの私は泣いていますなどが選曲されています。元々歌の上手い人なんで、全く持って問題なく聞けます。当然の如くあの世代の人はデビュー前にクラブでジャズを唄っていた経験があるそうで、ここにたどり着くのは当然の事の様です。プロデューサーはピチカートの小西康陽。今までに和田アキ子や夏木マリなどを上手にプロデュースしてきた男だけに期待大です。が!正直期待はずれ。悪いアルバムではないですが、聞き終わって何か残るアルバムか?と聞かれれば無い。期待しすぎがいけなかった?途中 五木の子守唄が一番よく聞こえてしまう。そうなるとわざわざJAZZじゃなくていいんじゃないの?という結果になる。やはり八代亜紀は舟歌が一番鳥肌が立つんだな~。残念。

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2012年9月28日 (金)

エロ~い!!!(「THE SHADOW OF LOVE」 青江三奈)

惜しまれつつ2000年に無くなった日本のブルースの女王青江三奈さんの「THE SHADOW OF LOVE」を聞きました。1993年に録音され2007年にCD発売されているものですが、最近人に借りて聞いたんですが、これが実にエロくて良いアルバムでした。NYの一流ジャズメンと録音したJazzアルバムです。大半がジャズのスタンダードですが、彼女のヒット曲(伊勢崎町ブルース)や(本牧ブルース)が英語の歌詞で収められています。英語の発音が良い訳ではないのですが、何か違和感を感じないのは何故だろう?現代の歌い手は何倍も英語の発音がいいんですが、彼女達が英語で唄うと何か違和感を感じます。やはりシンガーとしての重みの差なんだろうか?英語なんだろうが日本語だろうか聞かせてしまう歌い手としての凄みを感じます。要は人としての生き様ですね。青江三奈さん、子供の頃マスプロアンテナのCMで見えすぎちゃって困るのとスケスケのネグりジェで唄っていた姿をはじめて見た時から只者ではないと感じてましたが、やはり只者では無かったですね。

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2012年9月 3日 (月)

懐かしくも嬉しいアルバム(「AL JARREAU AND THE METROPOLE ORKEST LIVE」)

尊敬するボーカリストAL JARREAU(アル・ジャロウ)の久々のアルバムを聞きました。その名も「AL JARREAU AND THE METROPOLE ORKEST LIVE」と言います。タイトルから分かるようにアルジャロウとメトロポールオーケストラとの競演LIVEアルバムです。故に新曲ではなく、彼の今までの持ち歌&ヒット曲のオンパレードです!いや~これがもうワクワクする感じなんです。何時も通りリラックスしながらの唄ですが、時折物凄い集中した凄みのアル歌声も聞かせてくれます。改めて思いますがやはり唄がメチャクチャ上手い。これだけの技術をもった男性ボーカルは今後も中々出てこない事でしょう。アルを知らない人でも楽しますし、ファンも大満足です。個人的には大学生の時に聞いた、アフターオールを涙なくしては聞けませんでした。BCMの名曲中の名曲。デートにはこの曲とモーリスホワイトのI Need Youは欠かせなかったです。歌はいいな~。再確認しました。

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2012年8月 6日 (月)

クールな夏JAZZ(「The Sweetest Sound」 STEFANIA RAVE)

今やJAZZの世界で一番勢いがあるのはイタリアといってもいいのではないでしょうか?理由は良く分かりませんが、ここ10年程前から新人でお気に入りはイタリア人が多いのは事実です。今回聞いたSTEFANIA RAVE(ステファニア・ラヴァ)という女性シンガーもイタリア人です。アメリカで修行を積み凱旋帰国して華々しくデビュー。そしてこの「The Sweetest Soud」がセカンドアルバムだそうです。ファーストは聞いてないですが、今回と同様イタリアジャズ界の仕掛け人の一人Paolo Scottiがプロデュースをしています。ジャケの印象からもう少し夜のイメージでした、どちらかと言えばブラジリアンテイストのカラッとした感じ。曲もジョーサンプルやスティービーワンダー。そして何とスライ&ザ・ファミリーの曲のカバーなんかもあり、モロJAZZという感じではないです。しかし演奏は紛れもなくJAZZ。そのアンバランスが心地よいです。彼女の歌声も驚くほど上手いとまでは行かないし、今流行のオーガニック系とも違う。どちらかというと泥臭い感じですが、黒人のコテコテさではなくクールです。なので夏に聞くにはむいているかも?久々のJazzアルバム。やはりたまにはJazz聞かないとね。

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2012年7月11日 (水)

ブルーノートの呪縛から解けた名盤(「Another Country」 Cassanndra Wilson)

唯一無比の女性ジャズボーカルシンガーCassandra Willson(カサンドラ・ウィルソン)の最新作「Another Country」を聞きました。このアルバムは彼女にとって19枚目のアルバムで、尚且つ彼女がブレイクする下地を作り上げたブルーノートから離れた初めての作品です。色んな意味で興味深い作品となっています。良くも悪くもブルーノートの一作目と二作目が凄すぎで、彼女はズーッとその呪縛と戦ってきた気がします。なのでここ数作は模索ひている感が聞いている側にも伝わり今ひとつな印象でした。なのでこのアルバムに対する期待度も正直それ程ありませんでした。今回彼女が選んだプロデューサー兼相棒は、イタリアの人気ギターリスト ファブリッツィオ・ソッティです。CDの名義評議も彼の名前がデカデカとあるので、カサンドラのソロでありながら共作的作品の意味合いが強い一枚です。それを示すかのように、アルバム全体はフアブリッツィオのギターがメイン。そこに多少のパーカッションやアコーディオンなどが入り込むシンプルなつくり。そういった意味ではブルーノートデビュー作に非常に近い気がします。最大の違いはブルーノート版は近寄りがたい研ぎ澄まされたオーラ、今回のは肩の力の抜けた温かみのあるオーラという違い。楽曲も聞きやすいメロディーの作品が多く、彼女にしては珍しく昼でも聞きやすい。ジャケの顔が笑っているのも初めてな気がします。20年前にカサンドラが作り上げたジャズボーカルの新しい世界。そしてその世界をノラ・ジョーンズが塗り替えて、その要素を含んで新しいカサンドラの世界を作り上げたのが今作品だと思います。個人的には大歓迎。昔の張り詰めた緊張感はなくなりましたが、彼女現在の歌い手としての等身大の良さにあふれた名盤だと思います。ブルーノートの呪縛から解き放たれた、彼女の今後の活動が楽しみです。

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2012年5月25日 (金)

震災後の日本に捧げる唄(「For You」 Inger Marie Gundersen)

ノルウェーの歌姫Inger Marie Gundersen(インガー・マリエ・グンナシェン)の最新アルバム「For You」を聞きました。出すアルバム総てが大好きになるアーティストです。今回は何でも震災後の日本の人々に捧げるというテーマだそうです。聞いてみると何時も通り低く抑えたボーカルでしっとりと歌い上げる名盤です。テーマがテーマなだけに今回は地味目です。カバーも静か目の曲が選ばれています。キャロルキングやAーHaの曲も唄われていますが、一番の印象はタイタニックのテーマ曲(I will always love you)でしょうか?セリーヌとは違い、静かにささやくように歌い上げます。今回もイメージは夜。静かで荘厳です。彼女の祈りにも似た静かで奥深いアルバムだと思います。いいアルバムとかどうか何ぞはどうでも良いような気がします。静かにこのアルバムを聞きながら日本人も祈りを捧げましょう。

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2012年4月10日 (火)

Tom Waitsとは何の関係もありません(「Hope Waits」)

またまた何の情報も無いミュージィシャンのアルバムを聞いてしまいました。ネットにも最小限の情報しか流れていません。では何故聞いたかというと、名前に惹かれてしまいました。彼女の名はHope Waits(ホープ・ウェイツ)と言います。アルバムタイトルもそのまま。そうです敬愛するTom Waitsと名前が似ているから非常に興味を持ってしまいました。そんだけの理由で普通聞くか?と言われそうですが、何となく直感で聞いてみました。そしたらどうでしょう!ドストライクの上素晴らしい名盤でした。一言言えばオールドタイムジャズでしょうか?彼女のオリジナルに加え、スタンダードジャズやボブディランのカバーなど非常に幅広くやっています。が魅力の殆どは彼女の歌声に尽きると思います。気だるくてルーズで色っぽい。ルイジアナで生まれ、非常に不幸で貧困な幼少期を過ごした彼女。敬愛するのはビリーホリデーといいます。そこからも彼女の音楽性が何となく理解してもらえると思います。メッケモノの一枚でした。ちなみにプロデューサーはノラと同じだそうです。SSW好きにも最高の一枚です。

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2012年4月 2日 (月)

JAZZが生き残るのはこの方向か!(「BITCHES」 NICHOLAS PAYTON)

NICHOLAS PAYTON(ニコラス・ペイトン)の最新アルバム「BITCHES」を聞きました。それにしても凄いタイトルだ。英語だから何となく格好がつくけど、日本語だったら大変なタイトルですね。さてこのニコラス・ペイトンという男。実はJAZZ界ではもの凄く有名なトランペッターだそうです。JAZZは基本女性ボーカルものしか聞かないので、知りませんでしたが、グラミー賞常連の有名な方だそうです。偏った聞き方ばかりしているからスイマセン。でも今回大好きな、カサンドラ・ウィルソンが参加していると聞きつけ早速聞いてみました。そしたらどうでしょう想像を超えた良いアルバムで驚きました。しかしこれはJAZZアルバムではないと思います。BCM?Hip Hop?オーガニックソウル?この辺りが渾然と混ざった感じです。そして驚くことに総ての楽器をニコラス一人で全部演奏していると言う事です。どんだけ才能あるんじゃい!おまけに全曲オリジナルで良い曲ときたもんだ。もっと話題になってもいい筈ですが、JAZZを好きな人には引っかからない内容なんだろうな~。スルーされがちなジャンル分け不可能な内容ですが、聞いて損の無い◎な一枚です!強力プッシュ!

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2012年3月26日 (月)

近未来Jazz(「BLACK RADIO」 ROBERT GLASPER EXPERIMENT)

話題のアルバムROBERT GLASPER EXPERIMENT(ロバート・グラスパー・エクスペリメント)「BLACK RADIO」を聞きました。ロバート・グラスパーはピアニストで、ジャズやR&Bの有名ミュージシャンとの競演も多々ある人物。自身の名義でもアルバムを幾つか出していて、このエクスペリメント名義は、彼の中でのエレクトロニックな音楽をする時に使う名義です。彼を入れた四人のメンバーに、今回は沢山の有名なゲストが出演しています。エリカ・バドゥ レイラ・ハザウェイ レディシ ミィシェル・ンデゲオチェロ モス・デフなど今実力も人気もあるボーカリストが勢揃いしています。音はヒップホップがメイン。しかし時折聞こえてくる音は完全にJazzです。近未来のJazzの姿はこんな形なのかもしれません。マイルス・ディビスがエレクトリックバンドで目指した新しい形を、ロバートも自分らしく追求した一枚です。今風のDJにも好まれるような好盤です。

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2012年3月12日 (月)

細身のマリリンモンローみたい(「Essentials」 Karen Souza) 

全く無名の新人Karen Souza(カレン・スーザ)のデビューアルバム「Essentials」を聞きました。名前知らなかっただけでなく、ネットで調べても殆ど情報が出てこないので、本と真っ白な状況で聞いた一枚でした。かなり色気ムンムンなアルバムジャケットから想像できるように、夜・お酒・エロ(?)が似合う内容です。低音ボイスでささやく歌声は私のド・ストライクです。ジャズアルバムですが有名ポップスのカバーアルバムとなっていますので、非常に聞きやすいです。カルチャークラブ・レデイオヘッド・ビートルズ・ポリス・U2・マイケルジャクソン・モンキーズなど、誰もが一度は耳にした名曲がオンパレードです。でも彼女の歌声とアレンジで、完全にJAZZの世界になっています。あーオリジナルアルバムを早く聞いてみたい!暫くの酒のお供はこのアルバムに決定!

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