2011年6月13日 (月)

一瞬にして部屋がLIVE会場(「THE OTHER SIDE OF MIDNIGHT Live in New Orleans」 GALACTIC)

今一番元気のあるニューオリンズのファンクバンドGALACTICの最新作にしてLIVEアルバム「THE OTHER SIDE OF MIDNIGHT Live in New Orleans」を聞きました。ここ最近DJとのコラボや意欲的な活動みせてくれてますが、やはり彼らの真骨頂は生音でのLIVE!一曲目から御機嫌なファンクサウンドがあふれ出します!別段新しい音ではないですが、もうDNAに組み込まれているニューオリンズリズムは、聞くだけでワクワクしてします。ゲストも沢山!Cyril Nevilleの野太いボーカル、今や大人気のTrombone Shortyフューチャー!そしてSoul Rebels Brass Bandも加わり大演壇の大盛り上がり!もう座って聞いてなんていられないです。先日紹介したタワー・オブ・パワー。歴史ある彼らの後を継げるのはGALACTICしかいませんね!大興奮のLIVEアルバムです!

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2010年11月29日 (月)

更にバンドとしてのグルーブが増した(「Tribal」 Dr.John&The Lowar911)

ドクタージョンのバンド名義アルバムの二作目を聴きました。Dr.John&The Lowar911「Tribal」です。前作の「City That Care Forgot」も素晴らしいかったんですが、今回の方がまとまりが上です。前作は同じメンバーながら、クラプトンやウイリー・ネルソンなどの豪華ゲストが多数参加したことで、そちらに目がいき、バンドとしての完成度に目がいきませんでした。しかし今回はゲストを極力抑えた事で、バンドとしてのまとまりがUPし、グルーブ感が最高です!前作と同じく、ニューオリンズ・ブルース・ラテン・ソウル・ファンク・ジャズと、様々な音楽を消化し聞かせてくれます。しかしDr.Johnの声が重なった瞬間に総てDr.Jonhワールドに引きずりこみます。個人的には一番のキラーチューンはDr.Johnが唄ってない曲でしたが、どの曲もレベル高いです。70歳を超えて未だ第一線で活躍する彼。本当に素晴らしい!

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2010年9月28日 (火)

ニューオリンズ?ブルース?ソウル?(「BETWEEN MOTION&REST」 ERIC LINDELL)

ひょんなキッカケで知ったアーティストが居ます。彼の名はERIC LINDELL(エリック・リンデル)と言います。ギターリストにしてボーカリスト。そして楽曲も作る才人です。既に7枚目のアルバムが出ているそうなんですが、全く知らなかったアーティストです。しかしその音を偶然耳にした瞬間に一遍に虜になりました。早速最新作「BETWEEN MOTION&REST」と前作「Gulf coast highway」を聞きました。どちらも素晴らしいアルバムでした。前作「Gulf~」の方は、ニューオリンズ色が強い一枚。しかしアレンジは今風のお洒落系でもあります。ギャラクティックのリズム隊(スタントン・ムーア&ロバート・マーキュリナ)も参加してます。一方最新作「BETWEEN~」の方は、ソウル色強く、尚且つアレンジも泥臭めです。でもこれが実に堂に入っていてカッコいい!今風のヒット性のあるものから、懐かしい王道スタイルまでこなせる才人です。これは今後目が離せない男ですよ!ニューオリンズ・ソウル・ファンク・ブルースそしてロック好きまで虜にしそうな男です。強力プッシュ盤ですよ!

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2010年5月11日 (火)

シンプル イズ ベスト!(「GROOVE ALCHEMY」 STANTON MOORE)

ギャラクティックのドラマーであり、今やニューオリンズを代表するドラマーとなったSTANTON MOORE(スタントン・ムーア)の最新アルバム「GROOVE ALCHEMY」を聞きました。在籍するギャラクティックがDJなどとコラボし、未来系ニューオリンズフアンクを模索する中、スタントンはあくまで王道のニューオリンズ・ファンクアルバムを届けてくれます。この良くも悪くも変わらないグルーブ感が持ち味だと実感します。今回もスタントン本人のドラムとRobert WalterのハモンドオルガンとWill Bernardのギターのスリーピースバンドでシンプルながらノリノリのファンク音楽を奏でてくれます。この構成だとどうしてもソウライヴとの類似性を感じさせますが、スタントンのほうが完全にファンクよりで、ソウライヴはジャズよりの感じでしょうか?細かい事は抜きにして最初から最後まで抜群にノリの良い一枚です。スタントンの抜けるようなスネアの音に今回も自然に体を動かされます。ドラマーのソロアルバムでこれだけ続けて聞き続けているのは多分私の音楽人生でも初だと思います。それだけ私の好みにドンピシャなんでしょう。

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2010年5月10日 (月)

死を予感した遺作(「TIMELESS」 BOBBY CHARLES)

人は自分の死期を悟るものなんだろうか?病気を患っている人はそれなりに想像や覚悟はあるのかもしれないが、健康体である人には中々想像は出来ない。それでも死は突然訪れる事はよくあります。BOBBY CHARLESというSSWが今年の一月に亡くなりました。レコーディングも終え、ジャケも決まり後は発売だけと言う段階で急死したそうです。タイトルを「TIMELESS」と言います。そしてジャケも亡くなった事実を聞いているからかもしれませんが、何か遺影のように見えます。もしかしたら無意識の潜在意識で死を悟っていたのかもしれません。しかし死と言う位イメージに反して、内容はゆったりしたご機嫌な感じです。マリアッチ風ありニューオリンズあり、カントリーやブルースもある集大成的な内容です。そこに決してお世辞にも上手いとは言えないボビーのゆる~い歌声が重なってきます。聞いていてホッとする感じです。名友Dr.Johnが共同プロデュースで、演奏にも参加。嬉しい事にサニー・ランドレスのスライドギターも聴けます。正にボビーの人生が総て詰まったアルバムです。後悔のない人間など居ないとは思いますが、このアルバムを最後に残せたのはよかったのではないでしょうか?大人が聞く佳作です。

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2010年2月22日 (月)

憧れのニュー・オリンズ(「New Orleans」 Clarence Bucaro)

音楽を愛する者の多くはニュー・オリンズという土地に憧れや親しみを持つ人が多い。なのでニューオリンズ音楽の影響や、その土地のミュージシャンを起用する人も多い。総てが総て良いとは言いませんが、余程の外れは無い気がします。最近聞いたClarence Bucaro(クラレンス・ブカロ)という白人シンガーソングライターが居ます。既にこの最新作を含めて四枚のアルバムをリリースしているそうです。全く知らなかったんですが、最新作のタイトルがズバリ「New Orleans」だったので、何となく気になり聞いてみました。でもどうでしょう。全くニューオリンズ音楽ではないじゃないですか!予想を裏切り直球のSSW系のアルバムです。普通なら騙された!!!とアルバムを投げつけたくなるんですが、しばらく聞いているとこれがどうして良いアルバムなんです。先ず楽曲のレベルが相当高い。どれもちゃんとメロディーが耳に心地よいです。そしてバックバンドも良い具合にゆるいんです。よくよく調べれば、バックのメンバーがニューオリンズ系の人達でした(ダーティー・ダズン・バンドのKirk Josephなどが参加しています)。つまりこのタイトルはニューオリンズに憧れるクラレンスが、ニューオリンズのミュージシャン達と造りあげたアルバムという事です。それならこのタイトルは納得です。凄腕たちが集結しているので、演奏も心地良いです。特にハモンドオルガンが効果的に聞こえてくるのが◎です。結構拾い物の一枚でした。

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2009年12月15日 (火)

ニューオリンズ+ロック(「Mo BEAUTY」 Alec Ounsworth)

名前さえ聞いたことが無いミュージシャンなんですが参加メンバーの豪華さにつられて聞いてみました。Alec Onsworth(アレックス・オンスワース)のソロデビュー作「MO BEAUTY」という一枚です。調べてみると彼は元々クラップ・ハンズ・セイヤーというバンドのフロントマンだそうです。こちらも名前すら聞いたことがありません。しかしこのソロデビューアルバムは曲者です。参加ミュージシャンから紹介します。プロデユーサーがロス・ロボスのSteve Berlin、ベースがミーターズのGeorge Porter.Jr、ドラムがギャラクティックのStanton Moore、キーボードがRobert Walterとニューオリンズの曲者系が大集結してます!この面子が揃って聞かないわけがありませんので、早速聞いた次第です。内容はニューオリンズではありません。確かに僅かにニューオリンズの香りがする曲もありますが、印象としてはトム・ウエィツ風ありロス・ロボス風ありSSW系ありのごちゃ混ぜな音達です。でもこの猥雑なごちゃ混ぜ感覚が聞いていて気持ちよいです。唄も決して上手くないですが、味のある声質だと思います。結構メッケモノの一枚だと思います!

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2009年5月26日 (火)

アラン父さん(「THE BRIGHT MISSISSIPPI」 ALLEN TOUSSAINT)

現存するニュー・オリンズの伝説的なミュージシャンの一人にALLEN TOUSSAINT(アラン・トゥーサン)が居ます。ハリケーン(カトリーナ)の被害の後、落ち込むニューオリンズを復活させる為に様々な活動を続けてきました。その為色んなコンピレーションや企画アルバムで彼の名前をここ数年はよく見かけましたが、純然たるソロアルバムは見かけなく寂しかったんですが、この度最新アルバム「THE BRIGHT MISSISSIPPI」が要約発売になりました。タイトルからも想像できるように輝かしいミシシッピの音楽の歴史を振る帰るカバーアルバムとなっています。1920年~40年代のニューオリンズ・ジャズの名曲を凄腕メンバーと演奏しています。選曲はルイ・アームストロング ジャンゴ・ラインハルト デューク・エリントン セレニアス・モンク などの有名な作曲家達からなんですが、コテコテの有名曲ではないです(知らない曲が殆どです)。そして演奏人がこれまた凄い!マーク・リーボー(G) デヴィッド・ピルチ(B) ドン・バイロン(クラリネット) ニコラス・ペイトン(Tp)らの基本バンドに、ジョシュア・レッドマン(Sax) ブラッド・メルドー(P)の豪華ゲストまで居ます。現在JAZZ界を引っ張る中堅メンバー勢ぞろいです。これだけのメンバーを集めてプロデュースした男がジョー・ヘンリーです。最近自らの作品よりもプロデュース業で引っ張りだこの才人です。何かこんなに凄い人ばかり集まったのだからキラキラした派手で豪華な音楽を想像したのですが、聞いてみると肩透かしを食らうかのような地味な印象。一曲を除いて総てインストだし演奏もテクニックは影を潜め押さえ気味です。一度目に聞いたときは????マーク満載でしたが、何度も聞いているとジンワリと良さが広がってきます。これぞジョー・ヘンリーのプロデュースワーク!アラン・トゥーサンのあの声が殆ど聞けないので、一見アランのアルバムとは感じませんが、控えめながら所々に彼のピアノの持ち味が出ています。いかにもニューオリンズらしいジャイブは無いですが、アラン父さんの元に集まった息子達が、故郷のニューオリンズに帰省した際に和気藹々とセッションして造りあげた温かみを感じる一枚です。でもどちらかと言うと玄人向けかな?ニューオリンズ音楽に慣れ親しんだ人のみが分かる良い意味での地味な佳作といった感じです。

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2009年3月10日 (火)

ジャズからジャムと来て、今度はニューオリンズですか!(「Piety Street」 John Scofield)

元々はコテコテのジャズの世界で大活躍して、ここ数年はメデンスキー、マーチン&ウッドなんかと絡んでジャム系の音楽に傾倒していたJohn Scofield(ジョン・スコフィールド)の新作を聞きました。しかも何と今回はニューオリンズファンクな一枚でした。元々何でもこなす器用なギターリストの印象がありますが、流石にニューオリンズにまで手を出すとは思いませんでした。しかし聞いてみてビックリ!違和感など全く無く、それどころかニューリンズという固定したジャンルにジョンスコらしさも見事に織り込んでいます。参加メンバーも凄いんです。ミーターズのベーシストでニューオリンズ音楽の重鎮ジョン・ポーターJrや、ボニーレィエットのバックバンドで有名なキーボード奏者ジョン・クリアリーが全曲参加しています。バックの演奏はコテコテのニューオリンズ・ファンクなので、そのスジの音楽好きな人にも安心して聞けると思います。まーコテコテ度は少し薄いですが、その辺りはジョンスコの色という事で認められます。タイトルは「Piety Street」というのですが、訳すと(宗教心通り)で、オリジナル一曲以外はゴスペルや賛美歌のカバー集となっています。しかし難しい事は全く無く御機嫌な音楽を堪能出来ます。それにしてもジョン・スコフィールドは多才です。頭が下がります。

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2008年11月 3日 (月)

単なる企画物ではない!(「SIMPLY GRAND」Irma Thomas)

CDが売れなくなってどのくらいの年月が経ったでしょうか?その嘆かわしい現象は現在進行形で悪化の一途を辿っているそうです。何で音楽を聞かなくなったんだろう?世界中には聞ききれ無い程の素晴らしい音が溢れているのに・・・。心の余裕が無いのか?(いやそんな時こそ音楽が必要な気がするし)、矢張りカラオケで唄う事が最優先となって聞くことは二の次になったんでしょうか?原因は分かりませんが、子供の頃から自然に音楽に触れてきた私にとっては嘆かわしい現状です。そんな状況を全く想像すら出来なかった時代から唄を唄い続けている偉大なる女性シンガーの最新作を聞きました。彼女の名はIrma Thomas(アーマ・トーマス)と言います。1960年代から活躍するニューオリンズの歌姫です。今回発売した最新作は全14曲、一曲一曲違うピアニストと競演した企画アルバムです。ドクター・ジョンやヘンリー・バトラーなどのコテコテニューオリンズ系のピアニストから、ランディー・ニューマン ノラ・ジョーンズ ジョン・メデンスキーなどの、ロックやジャズ畑の人達との異色のコラボもあります。ベテランシンガーが若手と絡む企画物は、正直安易な企画だけで内容なしという感じのCDが多いのですが、このCDは違います。堂々としたアーマ・トーマス作品として完成しています。それぞれのピアニストの味を引き出すかのようなアーマのボーカルは流石ベテランの余裕さえ感じさせます。こんあいいCDを何故皆聞かない?もはや音を楽しむ余裕さえないのかもしれませんね。最後になりましたがタイトルは「SIMPLY GRAND」といいます。マニアも素人も楽しめる偉大なアルバムです。

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