2011年11月21日 (月)

もう片割れとは呼ばせない(「Mississippi Mile」 John Oates)

先週ダリル・ホールの久々の新作を紹介しましたが、今回はホール&オーツのオーツのソロを紹介です。John Oatesの三枚目のソロアルバム「Mississippi Mile」です。ダリルの方が14年ぶりだったのに対して、オーツは3年ぶりです。オーツの方がここに来て活動的になっています。昔はどちらかと言えばダリルの影に隠れて、それ程目立つ存在ではなかったんですが、ここに来て本領発揮しだしました。大好きなブルースやルーツ系の音楽を前面に出し、ベテランらしい肩の力の抜けた好盤です。自身のオリジナルは一曲に押さえ後はカバーです。カーティス・メンフィールドの「It’s All Right」やエルビス・プレスリーの「All Shook Up」。またホール&オーツの「You Make My Dreams Come True」もカバーしてます。ドブロやハモンドオルガン、スライドにブルースハープなど、御機嫌な音に溢れています。決して売れるようなアルバムではないですが、イイアルバムです。もうダリルの片方の人とは呼ばせないですね。

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2011年10月10日 (月)

ライブの好盤(「a blues night in north carolina」 PURE FE' TRIO

PURE FE’ TRIO(ピュラ・フェ・トリオ)の最新ライブアルバム「LIVE! a blues night in north carolina」聞きました。正確には聞いてました。先週は私のやっている惣菜店「One Soup,Three Veg/ワン・スープ、スリー・ベジ」の姉妹店。豊橋丸栄デパ地下店のOPENがあり、ブログ書く暇なく、でも空いた時間にこのアルバムずーっと聞いてました。安易な言葉ですが、聞けば聞くほど味わいの出てくるアルバムです。ピュラ・フェという女性ボーカル&ギターのライブアルバムなんですが、私は全く知らなかった存在でした。でも聞いて驚き!そうというイイです。二枚組みなんですが、一枚目はラップスティールギターが大暴れするフアンキーな曲が並び、二枚目はブルースやゴスペルフィーリングが溢れる渋い選曲となっています。ガラッと変えてくるあたりは驚きです。でもどちらもいいんです。先ずはしゃがれ気味の声がいい。そしてステールギターもカッコイイ!バンド陣も手堅い演奏です。ライブ録音ならではのワクワク感にも溢れています。本とイイです。彼女のネイティブアメリカンだんそうです。本当のアメリカの風を感じたい方はぜひ!

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2011年9月26日 (月)

メッセージが大量に詰まった傑作(「Pull Up Sme Dust&Sit Down」 Ry Cooder)

Ry Cooderの三年ぶりのアルバム「Pull Up Some Dust&Sit Down」を聞きました。ライ・クーダーにそれ程思い入れのある私ではないですが、ヴェンダースの映画「パリテキサス」や「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」のサントラは何度も聞いています。その程度の認識なんでいつもならスルーするんですが、今回は周りの評判がすこぶるよいので聞いてみました。するとどうでしょう?想像以上の名盤に驚きました。何も新しい物はここには存在しませんが。ライの今までやってきた音楽の総てが凝縮されているかのような音に溢れています。どこか懐かしくて温かい感じです。でも歌詞は辛辣。今のアメリカを強烈に批判する内容です。ライは只今64歳だそうです。私と丁度20歳違う。つまり親と子ぐらいの差があるということです。その歳でも現役でこんな傑作を出せるのには脱帽です。いやその歳だから出せたのかも知れませんね。

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2011年5月 3日 (火)

役者も凄い!(「LET THEM TALK」 HUGH LAURIE)

HUGH LAURIE(ヒュー・ローリー)のデビューアルバム「LET THEM TALK」を聞きました。ヒュー・ローリーって誰だ?全く知らなかったんですが、どうやら役者さんだそうです。役者のお遊びアルバムなんぞ聞くか!と何時もなら思うのですが、今回は聞かずには居られません。何故かと言うとプロデュースがジョー・ヘンリーだからです。この名前があったら90%間違いなく良いアルバムです(極稀に合わないものありますが・・・)。俳優だと思って舐めて聞いたら、これがこれが、結構良い味出しているんです。ブルースやニューオリンズやジャズを上手くこなしています。ドクター・ジョンやアーマ・トーマスなどの大御所のゲスト出演!この辺りはジョー・ヘンリーの力でしょう。日本版はまだ出ていないので詳細は分かりませんが、良いアルバムです。ジョー・ヘンリー好きは当然、ブルース・ニューオリンズ好きにも対応していいる渋い一枚です!

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2011年4月26日 (火)

ルーツ回帰(「Fixin’ To Die」 G.Love)

本当に久しぶりにG.Love(ジー・ラブ)の最新作「Fixin’ To Die」を聞きました。ちゃんと聞くの何年ぶりだろう?既にデビュー17年だそうで、アルバムも9枚目だそうです。結構長くやってますね。デビュー当時の衝撃は今でも覚えていますが、ここ数年はあまり名前を聞く事がありませんでした。彼の特徴はブルースとヒップ・ホップを掛け合わせたこと。そりゃ当時は斬新でしたね。でも今回は斬新さは影を潜め、自分が影響を受けたアーティストのカバーをメインに地味やってます。ブッカー・ホワイトなどのブルースのカバーから、ポールサイモンやルリードなどもカバーしています。演奏もギターとハーモニカ、そして彼の歌がメイン。極力贅肉を削ぎ落とした感じです。彼の持つ斬新さを期待する人には肩透かしを食らう感じですが、しみじみ聞くには良いアルバムだと思います。次のスッテップに進む前の原点回帰と言ったところでしょう。

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2011年3月15日 (火)

うって代わって少し不満(「I Know I’ve Been Changed」 Aaron Neville)

昨日紹介したGregg Allmanが63歳。そして本日紹介するのAaron Neville(アーロン・ネビル)は70歳!音楽業界は年寄りが頑張っています。どちらも共通して言えるのは、大御所を引っ張り出すプロデューサーの存在です。昨日がT=Bone Burnettだったのに対して、本日はJoe Henryです。アーロンといえばネビルブラザーズのフロントマンで、ニューオリンズファンクの第一人者です。しかしソロアルバムは何故かスウィートなものが多い。今回もファルセット全開で、ゴスペルを唄いまくっています。勿論このメンバーで悪いわけがありませんが、ちょいと地味かな?昨日のアールマンの時には元々のフアンではないので納得いったのですが、アーロンの場合は逆で、元々ネビルブラザーズのファンなんで、このアルバムはらしさが無くて少し物足りない感じがします。聞き手は勝手ですね。でももの凄く上質なアルバムである事は間違いないです。アラン・トゥーサンも参加してます。おっとタイトル忘れてました「I Know I’ve Been Changed」と言います。ゆっくりじっくり過ごす時に最適な一枚です。

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2010年4月19日 (月)

長く続ける事でBLUESになる(「The Way Of The World」 MOSE ALISON)

人生80年といわれる昨今。人は長生きをする様になりました。生きていると活きているは全く違います。ただ息をしているだけで気力がない状態ではとても活きているといは言えません。長生きもいいですが毎日を活き活きと出来る日々を送りたいものです。さて82歳になっても活き活きしたアルバムを届けてくれた御大が居ます。その名をMOSE AJISON(モーズ・アリソン)と言います。白人のピアニスト兼ボーカリスト兼優れたソングライターでもあります。超有名ではないですが、バン・モリソンやジョージ・フェイムやベン・シドランなどの一癖あるミュージシャン達から多大なリスペクトをされている才人です。もう新作など出ないと思っていたんですが、12年ぶりに新作が登場しました。それだけでも驚きなんですが、何とプロデュースをJoe Henryが務めています。ランブリン・ジャックやアラン・トゥーサンといい、親父転がしの上手い彼なんで、今回も安心して聞きました。結果現在のモーズ・アリソンのそのままが非常に良く出た一枚となっています。最小限の楽器に彼の淡々とした歌声がのってきます。悪く言えば起伏が殆どない平坦な印象を受けますが、聞き込むほどに成分が体に染み込んでくる感じがします。アンソニー・ウイルソン(G)やデビッド・ピルチ(B)などの凄腕バックを使いながら、是ほどまでに地味に抑えた演奏を聞かせる。この辺りはジョー・ヘンリーの手腕でしょう。このアルバムを聞いていると不思議とブルースを感じます。良いアルバムです。タイトルは「The Way Of The World」と言います。彼は82歳にして活きています。

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2009年7月27日 (月)

砂漠のブルース?(「Imidiwan:Companions」 Tinariwen )

以前このブログでも紹介したバンドにアリゾナ州出身のキャレキシコというバンドがありました。彼らは出身地が砂漠地帯ということもあり(砂漠のロック)というキャッチフレーズがついていました。確かに彼らのかもし出す音楽は寂寥として埃っぽくキャッチフレーズ通りだ一人納得したものです。何時か出るだろうと思っていたキャッチフレーズのバンドが出てしまいました。(砂漠のブルース)と呼ばれるTinariwen(ティナリウェン)というバンドが!こちらはアフリカのマリ出身のアフリカン・ブルースバンドです。実は前作「アマン・イマン~水こそ命」から彼らの存在を知り聞いていたんですが、私が想像するよりロックより過ぎてそれ程気に入らなかったので、このブログにも書く事無く時間が過ぎてしまいました。そして四枚目にあたる「Imidiwan:Copanions」(イミディワン~アフリカの仲間)が登場しました。前作が余り肌に合わなかったので当初は聞く気はなかったんですが、友人から今回は絶対気に入るはずと薦められ聞いてみました。そしたらどうでしょう!言われたとおり今回のアルバムはストライクでした。完全にロックアルバムだった前作と違い今回はワールド・ミュージックの部類に完全に入る出来栄えです。前作は人に任せたプロデュースも自ら行い、テーマを(ルーツ回帰)として作り上げた一枚です。邪魔にならない程度になり続けるアフリカン太鼓の音が耳に心地よく、アフリカマリ出身の彼ららしさを感じる事が出来ます。個人的は今作品が本当の彼らの姿な気がします。今後もこの路線で行って貰いたいんですが、前作を気に入っている人の方が世の中には多いかも?本人達としたら今後の路線を悩む所でしょうね。ちなみに(砂漠のブルース)というキャッチコピーは全くイメージが違う気がします。

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