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2012年12月15日 (土)

もっと早く読んでおけば良かった(「埋み火」 日明恩)

メフィスト賞でデビューした日明恩(たちもり・めぐみ)さんの「理み火・うずみび」を読みました。実はこの本今年の初めに買ってあったんですが、続編と知り読むのをためらっていた一冊。でも年末になり本を整理していて見つけ、続編からでもいいか?と思い読んでみた次第であります。主人公は消防師。今は亡きオヤジも消防士だった過去があります。とび職の大親友が居り、最近多発している放火を二人で調査を始めます。そんな時に、別の火災に不審を感じる。火災で死ぬのは年寄り。しかも不審なところの無い自然発火で、近所も偶然旅行なので居らず、他への被害は全くなし。火災を出した本人たちだけが死んでるという状況。主人公は余りの都合の良さに不審を感じ調べだすと、その現場の影に子供が必ず居る事を発見。そしてその子供を捕まえて事情を聞くと・・・・。これ以上は書きません。一応ミステリーですが、そのて点はあまりどうでもいいような気がしました。でも人が生きていくという事を物凄く考えさせられる一冊ででした。想像にはんして良い本でした。名言があったので書いておきます。(人間関係は狭いより広いにこした事は無い。一つが閉ざされても他の何かが残っていれば、そこに心の平安を求められる(中略)だからと言って闇雲に広げれば良いというわけではない。人数じゃない。バリエーションだ。でも元々人は同じ価値観や倫理観の人達と、つい固まってしまう。違う相手とは理解出来ないのだから当たり前といえば当たり前だし、何よりそれが楽だからだ。そして結局似た様な人間関係の中で失敗してしまうし、道をうしなったと思い込み、どして良いのか分からなくなってしまう。それを避けるには、出来るだけ違う価値観の考えを持つ人と繋がっていた方が良い。だから先ずは、自分と違う価値観や考え方を持つ人間が、世界にはいくらでもいる事を知っていれば良いのだ)現在に蔓延るFBを代表するSNS。それに対する警鐘にも感じる名言。大切なのは群れる事ではなく理解する事。名言ですね。

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