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2012年11月17日 (土)

非常に惜しい読了感(「偽憶」 平山瑞穂)

平山瑞穂さんの「偽憶」を読みました。平山さんは日本フアンタジーノーベル大賞を受賞してデビューした話題の作家さんですが、認知度は今ひとつ。かく言う私も平山作品初です。作家名とは関係なく、本の帯びに書かれていたコピーにひかれて購入したい次第であります。物語は突然始ります。中学校の時の同級生男女5人にある日遺産相続の権利が与えられると書面で届きます。その五人の共通項は、中学校の時にとある団体のサマーキャンプに参加した事。その主催した男が亡くなり、31億という遺産をこの中の誰かに相続するという内容。その権利が与えられるのは、サマーキャンプの時にある事をした人。そのある事を発見する事が相続の権利を得れるキップとなります。その目的の為に何十年かぶりに5人が集まります。売れないモデルや半分ヤクザや借金地獄など。それぞれがお金を貰いたくて仕方ない現状。忘れていた過去を必死に思い出す各人。そこには秘密が隠されていました。果たしてその秘密は?そして結末は?という感じです。先が物凄く気になり一気読み。筆力はある作家さんです。謎も二転三転していいと思います。ひとつマイナスをあげるとすれば、主人公以外の同級生の書き込みが薄い気がします。その点がもう少し描かれていたら、もっと深い話になった気がします。でも凄く楽しめた一冊でした。

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