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2012年11月30日 (金)

読むタイミングで印象が変るかも(「ツナグ」 辻村深月)

直木賞受賞で今話題の辻村深月さんの「ツナグ」を読みました。先日「ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ」があまりにも良かったので辻村作品読みたくなってた所に友人が貸してくれました。感謝です。物語はファンタジーです(とよばせて貰う)。亡くなった人間と会わせる事が出来る使徒が存在する。その噂を聞きつけて探した人間がその願いをかなえて貰う。但し会いたいと思った相手が同意しないと会えない。そして人生で一度きりで満月の日の数時間のみという事。その条件下で様々な人間が亡くなった人間と会う様を描いた連作短編集です。一応最後の話で総ての話が繋がる形がとられています。まず感じた事は「黄泉がえり」に設定が似ているという事。ファンの方は怒るかもしれませんが泣かせよう感バリバリの内容。別段それが悪い事ではないのですが今一つのめり込めない。何でだろう?あまりにも良い人しか出てこないからかも知れない。多分現実の世界ではこうばかりいかないと思う。なので敢えてファンタジーとよばせて貰う。良い話だと思うし文章も読みやすく上手いと思いますが、「ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ」のような深みは感じなかったです。大切な人を亡くした直後に読めばもっと感じ方も違ったのかもしれませんね。でもやはり知らないで良い事は知らないままでいいかも?と勝手に思います。後悔や背負う物があってこその人生ですからね。

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