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2012年11月30日 (金)

読むタイミングで印象が変るかも(「ツナグ」 辻村深月)

直木賞受賞で今話題の辻村深月さんの「ツナグ」を読みました。先日「ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ」があまりにも良かったので辻村作品読みたくなってた所に友人が貸してくれました。感謝です。物語はファンタジーです(とよばせて貰う)。亡くなった人間と会わせる事が出来る使徒が存在する。その噂を聞きつけて探した人間がその願いをかなえて貰う。但し会いたいと思った相手が同意しないと会えない。そして人生で一度きりで満月の日の数時間のみという事。その条件下で様々な人間が亡くなった人間と会う様を描いた連作短編集です。一応最後の話で総ての話が繋がる形がとられています。まず感じた事は「黄泉がえり」に設定が似ているという事。ファンの方は怒るかもしれませんが泣かせよう感バリバリの内容。別段それが悪い事ではないのですが今一つのめり込めない。何でだろう?あまりにも良い人しか出てこないからかも知れない。多分現実の世界ではこうばかりいかないと思う。なので敢えてファンタジーとよばせて貰う。良い話だと思うし文章も読みやすく上手いと思いますが、「ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ」のような深みは感じなかったです。大切な人を亡くした直後に読めばもっと感じ方も違ったのかもしれませんね。でもやはり知らないで良い事は知らないままでいいかも?と勝手に思います。後悔や背負う物があってこその人生ですからね。

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2012年11月29日 (木)

お下劣ゾンビ(ゾンビ・アス」 井口昇監督)

皆さん観てしまいましたよ。話題のお下劣映画を。その名も「ゾンビ・アス TOILET OF THE DEAD」と言います。オブ・ザ・デッドシリーズがここまで来ました。そして日本映画です。監督は「片腕マシンガール」や「ロボゲイシャ」の井口昇監督です。物語は・・・。正直どうでもいいです。兎に角お尻から排泄物と寄生虫が出まくりの映画。その寄生虫でゾンビ化した村人と闘う映画。もうB級を通り越してD級いやZ級映画です。正直ゾンビモノとして語る気は全くありませんが、お馬鹿映画としては相当のレベル。大の大人がここまで馬鹿になれるのは素晴らしい。そして主演を含めて出演した三人の若い女性。惜しげもなく肌をさらし、その上オナラや排泄物を出す役を引き受けた心意気には感服します。アメリカのお馬鹿映画と肩を並べる大馬鹿度合いです。話のネタには最高なので観てみて下さい。でも注意です。兎に角汚らしいです。御飯時はおやめください。

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2012年11月28日 (水)

久々に心揺さぶられました(「最も遠い銀河」 白川道)

白川道氏の「最も遠い銀河」を読みました。上下巻の上二段書き込みの大長編でした。あまりの長さに初め読むのを戸惑いましたが、読み出したら終わるまで止まらないほど読書に没頭してしまいました。読み終わった瞬間、久々に心が揺さぶられるほどの感動を感じました。あえて細かいストーリーは書きません。でもこれは大河ドラマに匹敵する重厚な物語だし、現代の日本のハードボイルドの新しい形といっても過言ではない気がします。一人の人間の人生はこんなにもドラマティツクになる可能性があるんだろうか?勿論完全なフィクションなんですが、世の中には小説よりも奇妙で重厚な人生を送る人は多分居るんだと思います。おっと作者の白川さんもその一人。詳しい経歴を読むと凄い人生を送ってきています。そんな人が書く小説だからこれだけの深みがあるんでしょう。今年度ナンバー1になりそうな予感です。

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2012年11月27日 (火)

フェイクドキュメンタリーのパロディー(「戦慄怪奇ファイル コワすぎ 1&2」)

懲りずにフェイクドキュメンタリーを観ております。今回は「戦慄怪奇ファイル1 コワすぎ   口裂け女捕獲作戦」「戦慄怪奇ファイル2 コワすぎ 震える幽霊」を同時に観ました。この手の作品は普段絶対観ないんですが(過去に酷い作品が多かったので)、この作品は白石晃士さんが関わっていると聞き観てみました。白石監督といえば「ノロイ」や「オカルト」というフェイクドキュメンタリーの傑作を一早く世に送り出した人物。これは観ないわけにはいきません。1のほうは今から30年以上前に全国的に流行った都市伝説。でも映像は口裂女というより頭のおかしい女。漫画「座敷女」のような感じです。その女の事を調べるととある呪術にたどり着くという話し。2の方は幽霊が出るという廃墟で撮影された驚愕の映像の後日談。心霊話かと思ったらUFOネタになっていくという話。どちらもちゃんと観れます。ただ怖さは全く無いです。フェイクドキュメンタリーのパロディーといった感じです。こフェイクドキュメンタリーを観尽した自分にはメチャ笑える作品でした。白石監督流石。星二つです。

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2012年11月26日 (月)

キャンディーズではありません(「年下の男の子」 五十嵐貴久)

世の中は熟女ブームだそうな。草食系の男子が増えた昨今、年上のお姉さまに包まれたい男子が増えているそうです。まー若い子はありか?45歳の私の年上となると結構複雑な感じがしますからね。さてそのものズバリの小説を読みました。五十嵐貴久「年下の男の子」という作品。もう何もひねりの無い内容で、アラフォーの主人公と20代前半の男の子の恋愛話。そこに会社のドタバタ劇が加わる、いかにもOLが好きそうなお話でした。五十嵐さんの本なので一応読みましが、他の作者だったら読まなかった一冊です。でもそこそこ楽しめました。感想はそれ以上でも以下でもありません。良い言葉があったので書いておきます。(幸せって何だろう?それは、恐らく言葉で説明できるものではない。考えて定義できるものでもない。ただ、感じるものではないか)全くその通り、物質的豊かさや他と比べる事ではなく、自分自身がそう感じられる事が大事。感受性が現代人はなくなりつつあるから幸せを感じる人が減ったのかもしれませんね。

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2012年11月24日 (土)

節目の50作に向けて模索中(「ほんとにあった!呪いのビデオ49」)

はい本日もフェイクドキュメンタリー紹介です。今更ながら本家「ほんとにあった!呪いのビデオ」の最新作「ほんとにあった!呪いのビデオ49」を観ました。ファンの方は当然新作で借りていると思いますので何を今更と言われそうですが、これだけDVDを観る為には中々新作では借りれないんです。言い訳は良いとして感想をば、岩瀬&菊池コンビが復活してから安定感は戻ってきたシリーズですが、今回の夏の三部作を通しての(死返・まるがえし)はどうも今ひとつ盛り上がれない。既に二作連続で観ているんですが、別段続きが気になる感じがしない。その辺りはちゃんとした脚本家をそろそろ付けるべきではないかと思う。だった三作あわせれば下手した1時間以上の作品なわけですから、道筋がちゃんとしていて、時折は山場を挟み込まないとダレて仕方ない。前の話も忘れてしまうしね。もし今後も連作モノを作るつもりなら脚本家を入れましょう。その他の作品もソコソコで、取り立てて騒ぐレベルのものは無かったです。次回は記念すべき50作。期待しますよ!

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2012年11月23日 (金)

久々の大ホームン(本当にあった投稿 闇映像)

皆様お久しぶりです。日曜に迫った日本酒の会の仕込みで追われてブログ書けず!久々の投稿にも関わらずまたフェイクドキュメンタリー特集やります。ツタヤ100円セールでまとめて借りてきたのでUPします。先ずは「本当にあった 投稿 闇映像」という新シリーズ。タイトルからして本家「本当にあった呪いのビデオ」のパッチモノの匂いプンプンです。あまり期待せずに観たんですが、これが久々の大ホームランでした。基本「呪いのビデオ」と同じ手法ですが、長々と流す映像がダレずに観れるのがまず良い。そして写りこんだ映像のみせ方も斬新です。特に良かったのが(墓荒らし)という作品。久々にヒヤッとするぐらい驚かされました。呪いのビデオと同レベルの才能のあるスタッフが集結している感じがします。次回作品が物凄く楽しみです。残念ながらアマゾンでは取り扱い無しです。

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2012年11月18日 (日)

もうナツメロの域ですね(「SUNKEN CONDOS」 DONALD FAGEN)

AORの生ける伝説DONALD FAGEN(ドナルド・フェイゲン)の最新作「SUNKEN CONDOS」を聞きました。あれだけCDを出さなかった男が、ここ数年は割りといいペースで新作を出してきてますね。ラッセンの絵の様な青が印象的なジャケットです。前作がザックリした手ごたえのワームな音だったんですが、今回はこれぞドナルド、もしくはこれぞスティーリーダンという細部に拘った音作りな感じの一枚です。昔からのファンなら必ずニンマリしてしまう事です。ファンなら何も言う事などないと思いますが、少し不思議な現象も感じます。あの名作「ナイトフライ」は1982年に発売され、事あるたびに聞きなおし、既に1000に近いほどは聞きなおしているいるんですが、今尚古臭く感じない凄いアルバムです。そしてこの最新アルバムを聞くと、同じ様な音作りなのに、何故か古く感じてしまう。これなんでだろう?良く分からんけどこれが実感です。ナツメロというとファンに怒られそうですが、ナツメロという印象が一番大きいです。良い曲だしアレンジもカッコイイですが、ナイトフライより古く感じるのは私だけ?まー新作が聞けるだけ御の字としますようか。

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2012年11月17日 (土)

非常に惜しい読了感(「偽憶」 平山瑞穂)

平山瑞穂さんの「偽憶」を読みました。平山さんは日本フアンタジーノーベル大賞を受賞してデビューした話題の作家さんですが、認知度は今ひとつ。かく言う私も平山作品初です。作家名とは関係なく、本の帯びに書かれていたコピーにひかれて購入したい次第であります。物語は突然始ります。中学校の時の同級生男女5人にある日遺産相続の権利が与えられると書面で届きます。その五人の共通項は、中学校の時にとある団体のサマーキャンプに参加した事。その主催した男が亡くなり、31億という遺産をこの中の誰かに相続するという内容。その権利が与えられるのは、サマーキャンプの時にある事をした人。そのある事を発見する事が相続の権利を得れるキップとなります。その目的の為に何十年かぶりに5人が集まります。売れないモデルや半分ヤクザや借金地獄など。それぞれがお金を貰いたくて仕方ない現状。忘れていた過去を必死に思い出す各人。そこには秘密が隠されていました。果たしてその秘密は?そして結末は?という感じです。先が物凄く気になり一気読み。筆力はある作家さんです。謎も二転三転していいと思います。ひとつマイナスをあげるとすれば、主人公以外の同級生の書き込みが薄い気がします。その点がもう少し描かれていたら、もっと深い話になった気がします。でも凄く楽しめた一冊でした。

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2012年11月14日 (水)

八海山の会まだまだ募集しております

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私のライフワークの一つ日本酒の会の開催が迫ってきました。

 今月第52回が開催されます。

 今回は何と新潟からあの有名蔵元・八海醸造さんが来てくれます。

 蔵元さんと話をしながら、秘蔵の酒と季節の肴を楽しめる貴重な会です。

 ぜひぜひ興味のある方は御参加くださいね。

 日時 11月25日(日) ①18時~20時30分 ②21時~23時30分(入れ替え制)

 会費 8500円(季節の創作コース料理・秘蔵の酒8種類・税込み)

 来店蔵 新潟県魚沼市 八海醸造 「八海山」

 場所 豊橋市宮下町14 日本酒専門店「天に月、地に山」

 連絡 メール 又は 電話 0532-64-3231(木~日18時以降)

 お店に来店の無い方や日本酒が好きではない方にこそ参加してもらいたい会です。

 お一人様でも多人数でも参加OKです。

 ぜひぜひ今年最後の日本酒会に皆様参加くださいませ。

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2012年11月11日 (日)

期待しすぎたか?(「夜のアルバム」 八代亜紀)

話題のアルバムを聞きました。八代亜紀さんのJAZZアルバム「夜のアルバム」を聞きました。演歌の女王がJAZZを唄う。まーありと言えばありですね。ジャケからヘレンメリルのマネ。と思ったら中にヘレンメリルのコメントまでありました。選曲は非常に私好みです。クライ・ミー・ア・リバー ジャニー・ギター サマータイム 枯葉などなど。そして五木の子守唄やりりいの私は泣いていますなどが選曲されています。元々歌の上手い人なんで、全く持って問題なく聞けます。当然の如くあの世代の人はデビュー前にクラブでジャズを唄っていた経験があるそうで、ここにたどり着くのは当然の事の様です。プロデューサーはピチカートの小西康陽。今までに和田アキ子や夏木マリなどを上手にプロデュースしてきた男だけに期待大です。が!正直期待はずれ。悪いアルバムではないですが、聞き終わって何か残るアルバムか?と聞かれれば無い。期待しすぎがいけなかった?途中 五木の子守唄が一番よく聞こえてしまう。そうなるとわざわざJAZZじゃなくていいんじゃないの?という結果になる。やはり八代亜紀は舟歌が一番鳥肌が立つんだな~。残念。

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2012年11月 8日 (木)

タイミングよく出会った一冊(「雪冤」 大門剛明)

第25回横溝正史大賞を受賞した大門剛明さんの「雪冤」を読みました。(雪冤)とは雪辱と冤罪からきた文字です。丁度昨日UPした森達也さんの「死刑」を読んでるときに出会った本です。この本も死刑制度に対して真っ向から格闘している物語です。主人公は息子が殺人犯で死刑を待つのみの父親。元弁護士で息子の無実を信じて日々、署名活動や真相究明に走り回っています。いよいよ死刑が近づいて来たある日、自分が真犯人だと名乗る人物から電話がかかってきて物語が一気に動き出します。果たして息子の冤罪は晴れるのか?新犯人は?死刑制度の是非は?と内容盛りだくさんです。読み終えた感想は物語としては平均点という印象。でも途中までは物凄く面白かったです。後半エンターティメトに走りすぎて、ドンデン返しの連続などで一気に物語がチープになった気がします。でも難しいネタを読ませる筆力は充分あると思います。作者は冤罪があるから死刑制度を止めた方がいいという短絡的な考え方はしてはいないと、主人公に語らせています。冤罪と死刑制度の問題は別の土俵に存在するんです。そこを明確にしたスタンスで物語を書いたのは立派だと思います。死刑問題。偶然にも連続して話を読んで、色々と自分でも考えさせられました。

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2012年11月 7日 (水)

人は人を殺せる。でも人は人を救いたいとも思う(「死刑」 森達也)

しばらくブログ更新出来ずにすいません。11月は毎週イベントが有りてんてこ舞です。でもちゃんと本も読んでるし映画も観てます。CDはお金なくて最近ちょっと我慢状態ですが・・。さて久々の投稿は、森達也さんの「死刑」というノンフィクション。オウムや超能力者に切り込んだ森氏が、今度は死刑制度に切り込んだ話題作です。読み終えて思うこと。自分はどちらかと言えば死刑賛成派だと実感した。それは信念が物凄くあってのことではなく、被害者の感情論を納得させる為には仕方ないのでは?という意味でです。昔はあだ討ちが許されていた。それが禁止されている昨今はいたしかたない気がします。それと無期懲役にしても、その犯罪者を税金で一生面倒を見なくてはいけないという矛盾にも疑問を覚えます。昔みたいに無人島に島流しでもいいのではないかと思う(無理だけど)。何か軽い意見になりましたが、この問題は当事者ではないと本当の所の深い部分は理解できないと思います。私は卒論のテーマに選んだカミュの「異邦人」。その中で主人公は殺人お罪で死刑になります。悔い改めれば死刑から逃れれるにも関わらず主人公は一切しません。その理由が(交通事故や病気で明日死のうが、老衰で何時か死のうが、死刑で死ぬ事とどれだけの違いがあるのだろう?)という疑問からです。死と言う現象は何時どんな死に方であろうと違いはない。死刑で死ぬ事もその人の運命なのかもしれない。毎度の如く森氏も結論らしい結論は出していない。読者に何かが生まれる事を願う。確かに死に対して何か考えるキッカケの一冊になったのは事実ですね。

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2012年11月 5日 (月)

福井酒造さん平松食品さんを楽しむ会

皆さんおはようございます。

最近バタバタでブログ更新出来ません(泣)。

11月は毎週大きなイベントがあって本と休む暇が無いです。

今日は月曜日でお店は定休日です。

ゆっくり過ごします、と言いたいところですがやる事山盛り。

今週11日(土)19時~ から、福井酒造さんのお酒と平松食品さんの佃煮を楽しむ会を開催します。

佃煮を使った創作料理を二品ほど、そして酒粕を使った料理も二品ほど出す予定です。

会費は5800円です。

時期的にしぼりたてのお酒も飲めると思います。

まだまだ空きがありますので、ぜひ皆様参加くださいね。

杜氏さんも来てくれますので、面白い話が聞けると思います!

ご予約はメールか電話(0532-64-3231)で。

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2012年11月 1日 (木)

エキサイテング・シニア・カーニバル開催まで後二日です!

Photo

皆さんお早うございます。

今朝魚市場に行ったら9度でした。

いよいよ寒くなってきましたね。

気づけば11月ですから当然か?

私のライフワーワークは日本酒。

そしてもうひとつが音楽です。

R-40の素敵な祭典「エキサイティング・シニア・カーニバル」開催まで後二日となりました。

元気のいいおじさんバンドが10出演します。

私も本多技研興行というユニットで出演です。

パートは唄とギターです。

半分は私のオリジナル曲、半分は昭和のアイドルのカバーをブルースにアレンジしてやります。

LIVE自体は1時から6時30分までやってますが、私は1時30分に出演です。

前売り1500円 当日2000円です。

ぜひぜひ興味にある方は観に来てくださいね。

チケットは私が発売しております

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