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2012年9月 7日 (金)

役になりきるというのは、一種にのトランス状態に陥ることなんだ(「第四の壁 アナザーフェイス3」 堂場駿一)

物凄い早い間隔で作品を出し続けている堂場駿一さんの「大四の嘘 アナザーフェイス3」を読みました。堂場さんといえば刑事・鳴沢了シリーズが有名ですが、そのシリーズはあまりにも沢山作品が出すぎていて手が出ないので、他のシリーズや単発のスポーツモノを見つけたら読んでいます。失礼な言い方かもしれませんが、メチャクチャ面白い印象は全くないんですが、不思議と読んでしまう安定感のある作風の方だと思います。さて今回のアナザーフェイスシリーズの三部作目。このシリーズは主人公の環境が変っています。早くして妻をなくした事で幼い子供を育てないといけない状況になり、才能や人望があるにも関わらず捜査一課から自ら身を引いた男です。しかし彼の才能を惜しむ上司の計らい(おせっかい)で、時折特別捜査官として難事件の捜査に引っ張り出されます。今回は今までと毛色が違い、主人公は学生時代に所属していた劇団が舞台。公演中の舞台を観に行ったら、脚本とおりに本当に殺人が起きるというミステリー要素が大の作風です。果たして犯人は?そして理由は?という楽しみにハードボイルドの要素が加わっております。今回も最後まで難なく読めますし、途中ワクワクする感覚もありますが、まー何時も通りという印象です。悪く言えばどれも同じ、よく言えば筆力があるのでどんな話でも読まさせてくれるという感じです。良い言葉があったので書いておきます。(人間は、一人では完結しないんだ。誰かと出合って、初めて完全な生き物になれる)その通りなんでしょう。私も早く誰かと出会わないと不完全なままで老後を迎えそう・・・。

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