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2012年8月14日 (火)

皮膚感覚で読む本(「化身」 宮ノ川顕)

第16回ホラー小説大賞を受賞してデビューした宮ノ川顕(みやのがわ・けん)さんの受賞作にしてデビュー作「化身」を読みました。タイトルになった受賞作品他「雷魚」「幸せという名のインコ」二作が収められた中篇集です。受賞作の「化身」は南のとある島にやってきた男が、カブトムシを探す為に入った森で深い穴に落ちます。そこは綺麗な水で溢れた場所で、運良く人が寝れるほどの小島がある場所。深さも深く壁もツルツルして登る事が出来ません。いつしかその場所で蟹や魚や貝を採り生活するすべを身につけ生き延びていきます。水の中の生活が長くなったせいか水かきが出来、エラ呼吸にも似た呼吸法さえも身につきます。そうです正しく化身となっていきます。しかし本当の変化はこの後起こるんです・・・。こんな感じの内容です。正直怖いかといわれるとそうは感じません。でも皮膚がざわざわ・ぬめぬめする感覚が這い上がってくるのは事実です。皮膚感覚でゾーッとする小説だと思います。他のに作品は良く出来た物語。世にも奇妙な物語に出てきそうな話しもあります。やはり突出しているのは受賞作でしょうか?この後ホラー作家というジャンルとは違う方で活躍の予感がする作家さんです。

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