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2012年6月21日 (木)

こんな不思議な小説初めてです(「風の中のマリア」 百田尚樹)

昨日に続いて百田尚樹さの本を紹介。その名も「風の中のマリア」と言います。主人公(?)はオオスズメバチ。彼女の一生を擬人法で描いてあります。蜂が主人公の小説は初めて読みます。この小説を読んだ事で大スズメバチの生態が本当に良く分かりました。巣で働くのは総てメス。そして選ばれた者だけがハンターとなり、餌を集めてきます。彼女たちは恋をする事も子供を生む事もなく一生を際限なく生まれてくる女王蜂の子供の餌を狩る事だけに費やします。この世界では当たり前の事だそうです。しかし主人公のマリアはその事を少し疑問に思ったり、外でであったオスに恋心を抱いたりします。が!結局はハンターとしての自分の一生をまっとうします。これを読むと人間は何て自由なんだろうと思います。好きな事が出来て、好きなものが食べられて。恋をする事も出来る。人間以外の生物は種の保存の前には自由などないということです。「永遠の0」以降、それほど良い作品に出会いませんでしたが、この作品は面白かったです。

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