« うさぴょんは怖くない(「ラビット・ホラー」 清水崇監督 | トップページ | 初期のブードゥー色強い作品(「Locked down」 Dr.John) »

2012年5月12日 (土)

凄く好きなんだけども小説としては・・・(「この胸に深々と突き刺さる矢を抱け」 白石一文)

白石一文さんの「この胸に深々と突き刺さる矢を抱け」を読みました。この作品は第22回山本周五郎賞を受賞しています。そしてその後「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞しています。つまり一番脂がのっている時期の作品だという事です。私白石作品を読むのはこれが初です。前から気になってはいたんですが手が出ませんでした。今回友人から借りたので恐る恐る読んでみました。上下間の超大作です。読んで直ぐ感じた事。この作者は間違いなく私向きだという事。哲学臭く物語とは関係のない話が差し込まれる。でもそれが面白い事実が書かれていて興味深いということ。その辺りは村上春樹や花村萬月に近い味わいがあります。しかし肝心の物語は今ひとつの印象。コレだけの話をこんな超大作にする必要性は全くない気がします。上巻一冊に纏められていたらもっと評価高かったかもしれません。でも白石作品興味が湧いたので他のも読んでみます。

|

« うさぴょんは怖くない(「ラビット・ホラー」 清水崇監督 | トップページ | 初期のブードゥー色強い作品(「Locked down」 Dr.John) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 凄く好きなんだけども小説としては・・・(「この胸に深々と突き刺さる矢を抱け」 白石一文):

« うさぴょんは怖くない(「ラビット・ホラー」 清水崇監督 | トップページ | 初期のブードゥー色強い作品(「Locked down」 Dr.John) »