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2011年12月 2日 (金)

働くというのはレレレのオジサンがやってることだ(「ニコニコ時給800円」 海猫沢めろん)

友人から借りた本を読みました。海猫沢めろんさんの「ニコニコ時給800円」を読みました。短編集で、総ての話が時給800円で働く人々の話がテーマになっています。暗~い話から、軽めのコメディーまで作風を広げてあるので飽きる事無く読む事が出来ます。しかしそれ程嵌る話はないな~と読み進めていったんですが、最後の「ネットワークの王子様」が結構ドーンときました。借金を返す為に日々肉体を酷使して働く女性、一方ネット世界で一度トップをとりながら今やニートでホームレスの男。この二人が出会い奇妙な共同生活が始まります。その生活の中でお互いが出す決断は!という物語です。イイ言葉がありましたので書いておきます。(そもそも貨幣経済は信用という土台の上に成り立つ砂上の楼閣だ(中略)問題は、この世の中に存在するほとんどのものがカネで買える事だ。だから皆カネを欲しがる。ならば答えは簡単だ。カネで買えないものを増やせばいい)言葉にすると乱暴ですが、正にその通りです。お金で買え物が価値を持ち出す時代が来ると思います。(お前に働くことについての答えを欲しがっているんだろうが、答えや真実などクソくらえだ(中略)それはそいつだけのものだ。俺の真理とは違う。なのにどうして、皆ただひとつの答えなど信じられるんだ?理解に苦しむし、誰かにそういうものを教わりたくない)先ほどの分と同じくお金や他人の価値観で生きるから人生苦しくなる。自分の真理は自分だけの物。それに気づけば人生楽な筈ですね。物語としてはソコソコでしたが、結構気になる作家さんです。

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