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2011年9月 3日 (土)

上巻と下巻で感触が違う小説(「空白の叫び」 貫井徳郎)

久々に貫井徳郎さんの作品を読みました。「空白の叫び」という上下巻の大長編です。三部に分かれています。一部は「始動」というタイトルです。主人公となる三人の14歳の中学生のそれぞれの家庭環境が描かれます。それぞれが問題を抱えています。そして三人が偶然にも同時期に殺人を犯します。二部は「接触」です。少年鑑別所に入った三人の模様が描かれます。そしてここで初めて三人が初めて接触しました。そして第三部「発動」です。少年院を出た三人ですが、やはり世間の風は冷たく、イライラを募らせています。そこに降って湧いた銀行強盗の話。流されるままに破滅に向かう三人。しかしそこには驚くべき因果があったんです・・・。といった感じの内容です。二部までは少年犯罪に対する重々しいテーマで話が進むんですが、三部でいきなりミステリー仕立てとなります。ちょっと強引ですが、そこそこ面白かったです。最後のネタバレも貫井さんらしい大仕掛けで驚かされます。久々に貫井節楽しみました。

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