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2011年7月22日 (金)

確かに上手いとは思いますが、何かすっきりしない(「黒百合」 多島斗志之)

多島斗志之さんの「黒百合」読みました。いや~最後の最後で謎と言うか、物語が総てひっくり返る技巧的な作品でした。乾さんの「イニシェーションラブ」と同じようなスタイルです。なので読了後もう一度読み直してしまいました。さらっと読むと二人の青年と女の子のひと夏の淡い恋物語です。ミステリーと思って読むとかなり肩透かしくらいます。でもやはり読み終わると大きな謎が改名する点は、ミステリーと言わざるを得ないんでしょうね。作者は読者をミスリードする為に、怪しい人物や存在をいたるところに配置してあります。これが曲者。読んでいる時はそちらに気が行ってしまいます。しかし全く持って大筋には関係の無い存在が多い。その点どうかな?と思ってしまいますが、騙されたのは私なんで、何を言ってもいいわけになりますよね。でもこういった作品は極稀に読むからいい気がします。王道に慣れた人こそ、感嘆に引っかかる気がします。

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