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2011年4月 8日 (金)

書き下ろしの最終章があって何ぼの本(「死ねばいいのに」 京極夏彦)

本家京極堂シリーズが止まったままの京極夏彦の現代小説「死ねばいいのに」を読みました。一人の派遣社員の女性が殺されます(未だ犯人は捕まっていません)。その女性に関わりのあった人間を主人公の青年がひとりづつ尋ねて歩き、彼女の素性を調べていきます。しかし主人公の青年の存在も不可思議なまま。彼女の不倫相手・アパートの隣の女性・母親・彼女が脅されていたヤクザ・そして刑事。と章後とに順に巡っていきます。しかし皆自分の養護をするばかりで、彼女の素性が全く見えてこない。その態度に青年は「死ねばいいのに」と最後に言います。その言葉に相手は何かを感じ物語が終わっていきます。この小説は雑誌に連載されていたそうですが、発売に当たり最終章が書き下ろしで加えられています。この最終章が凄い。この最終章で謎の青年の素性がハッキリします。この章があって何ぼな気がします。このミスでも入賞してただけありますね。

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