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2011年4月30日 (土)

甘酸っぱい読了感(「ペンギン・ハイウェイ」森美登美彦)

今年の本屋大賞で上位入賞していた森美登美彦さんの「ペンギン・ハイウェイ」を読みました。2007年に「夜は短し歩けよ乙女」が本屋大賞2位に入賞していたので、読んでみたんですが、全く良さが分からず。途中で読むのをやめた珍しい作品でした。なので今回も自分からは読むつもりは全く無かったんですが、お客さんから薦められ読んでみました。一言言うと不思議な話です。主人公はあらゆる事に興味を持つ、小学生の少年。少年らしからぬ明晰な頭脳で、大人とも同等に会話をしながら、日々興味を持った事を研究しながらノートに書き込む生活をしています。そんな少年の住む町で不思議な事が起こります。大量のペンギンが現れたり、森の奥にある湖に海と呼ばれる不思議な物体が生息していたり。そしてどうややその謎の総ては、歯医者の看護婦のお姉さんに繋がるらしいと発見します。友人・初恋・成長。よくある少年の成長期を不思議な世界感で描いてあります。今回は結構面白かったです。前の作品はなんだったんだろう?でも如何にも本屋大賞ぽい作品でした。最後に印象に残った表現を書いておきます。「自動販売機が雨にぬれたまま、誰かがジュースを買ってくれるのを待っている。自動販売機というのは寂しい仕事である」良い感性ですよね。作家になる人というのは、こういった視点が素晴らしい!

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