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2011年1月 6日 (木)

ミステリー作家ではない気がする(「叫びと祈り」 梓崎優)

第五回ミステリーズ新人賞を受賞しデビューし、何と「このミステリーがすごい!」の三位にいきなり入賞という快挙を果たした、梓崎優さんの「叫びと祈り」を読みました。5作品の短編が収められていますが、一応主人公は同じですが物語にはそれ程繋がりはない感じです。やはり出来栄えとしては受賞作の(砂漠を走る船の道)が一番な感じがします。応募したのがミステリーズだったので、一応はミステリーの分類分けがされていますが、個人的にはミステリーの作家さんではないと思います。五作品の内の後半の二作品は特にミステリー色が殆ど無く、純文学の香りさえ感じられます。もしかしたら今後別の分野で大化けする作家さんかもしれません。印象に残った言葉があったので書いておきます。「強さとは何か?(中略)決して精神的な強さとか、人間としてのタフさなどではない(中略)強弱は生に依存する概念なのだ。」生きたいという想い。生死の境目を決めるのは、案外そんな単純な想いなのかもしれません。

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» 今年も宜しくでっす!! [奥さんGOGO!!のブログ]
あけおめです、デブです( [続きを読む]

受信: 2011年1月 6日 (木) 17時12分

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