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2010年12月 9日 (木)

タイトルが京極に近づいている気が(「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」 宮部みゆき)

宮部みゆきさんのさ最新作「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」を読みました。この本は「おそろし」の続編です。続編とはいっても前作も一話完結型の連続短編集なんで、この本から読んでも全くもって問題はありません。悲しい事件があった(おちか)という少女が、親戚の三島屋に下働きという名目で、心の傷を癒しに来ています。三島屋の親父さんは彼女の傷を癒す目的で、他の人の不思議な話を聞く仕事を与えます。それを一話完結スタイルで(おちか)と読者が一緒に体験するスタイルとなってます。流石宮部さんなんで、どの話も上手くまとっており読みやすいです。妖怪やこの世のモノとは思えない存在が登場するんですが、根本にあるのは人間の業。どの話にも人間の悲しさが漂います。言うまでも無く安定感抜群なんで万人向けの一冊となっています。全編に渡って挿入されている挿絵も味があって◎です。毎回言いますが、最近現代小説は今ひとつの作品しか書けてない宮部さん。時代劇物は外れないです。ただタイトルが同じ事務所の京極夏彦さんにかぶってきてる気がします。漢字で長いタイトルは要注意です!

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コメント

この文章が大好きです!!支持あなたよ!!顽张ります!!

投稿: UGG | 2010年12月 9日 (木) 11時07分

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