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2010年7月 9日 (金)

流行の警察小説だが、レベルは高い(「越境捜査」 笹本稜平)

今や冒険小説を書かさせたら若手ナンバー1の称号が各方面から聞こえてくる笹本稜平さんの「越境捜査」を読みました。冒険小説の人だと勝手に決め付けていたので、警察小説を書いたと聞いて正直ガッカリしました。だって警察小説が流行っているからといって猫も杓子も警察小説を出すんだもん!笹本さんお前か!と残念な気持ちになりました。しかもレベルの高い警察小説を書ける人は数少なく、読んでからガッカリさせられる事が多いんです。そして実は笹本さんの警察小説はこの本の前に「不正侵入」を読んでいるんですが、今ひとつの感想。なので左程期待しないで読みだしました。物語は良くある話で、一匹狼的な生き方をする主人公の刑事が、ひょんな事から時効寸前の殺人事件&その事件に関わる12億の消えたお金の問題に関わることになります。調べていくうちに出てくる警察上部の暗部。そして真実が解明されるたびに圧力もかかりだします。主人公はその圧力に負けずに事件を解明できるのか?といった感じの内容です。別段斬新な物語はないですが、笹本さんらしい重厚で固湯でな物語。じっくり読んでいくとジワジワ物語の世界に入り込んでいきます。流石笹本氏!正直上辺だけの警察小説はもう沢山と思っていたんですが、これはオススメできます!

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