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2010年6月 4日 (金)

ちょっと色々と盛り込みすぎかな?(「虚像の砦」 真山仁)

「ハゲタカ」シリーズで一躍大人の読者を掴んだ真山仁さんの「虚像の砦」を読みました。「ハゲタカ」シリーズが異常に面白かったのでかなり期待大で読み始めました。読み始めて先ず気づいたことは、初期の真保祐一作品にテイストが似ている点です。小役人シリーズを書いていた時期の真保作品の味わいが蘇る感じでした。前情報なしだったんで、TV局が舞台で、尚且つ実際に起こったイラクの日本人人質事件をベースにしている事に気づきます。テーマも良いし、これは傑作の予感大だなーとワクワクしながら読み進めました。しかし途中からトーンダウン。イラク人質事件はあまり話が広がらず、TV局の内情や裏のつながりにテーマがシフトしていきます。これってどうよ!目の前にどれだけでも話を広げられる面白いネタがありながら、どうでも良い(とは言いすぎか?)部分にテーマを移すのは意味が分からん!つまり読了後の感想は面白くなかったの一言です。やりたいことは分かりますが、もう少しテーマを絞っても良かった気がします。沢山の小ネタが散りばめられすぎて、どれも薄味のまま流されてしまった感じです。期待しただけに残念。他の作品は評判が良いみたいなんで、次読に期待です。まーTVが終わっているのは同感でしたけどね。

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