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2010年6月11日 (金)

タイトルに付けるほどの活躍無し(「TOKAGE 特殊遊撃捜査隊」 今野敏)

警察小説人気はとどまるところを知らない。恐らく(私はそう思っている)横山さんがこじ開けた警察の内部を描き出す、今までのドンパチモノの警察小説とは違う滋味深い警察小説が今の読者に斬新に感じたんでしょう。警察小説を書く人間はそれ程居なかったのに、今やこの人まで!と言う人までが警察小説を書いていたりして驚かされます。しかしそれだけ警察小説が出ればネタが尽きてくるの当然。皆さん必死でネタ探しをしているんでしょう。今野敏さんの「TOKAGE 特殊遊撃捜査隊」は正しくネタをひねり出した作品でした。今野さんといえばブームになる前から警察小説を書いていた人なんで、一応はそれなりの先駆者です。今回のテーマはTOKAGEと呼ばれる特殊遊撃捜査隊です。要はバイクを使って捜査や現場で活躍する部隊です。銀行員三人が誘拐された一報で物語りは始まります。通常の捜査員とは別にこのTOKAGE部隊も万が一を想定して配置されます。TOKAGEの活躍は?そして果たして犯人は?と言う感じです(滅茶苦茶はしょってます)。でも内容は全く持って新しい点無しです。その上タイトルまでTOKAGEとしているにも関わらず、全く活躍しません。なんじゃそりゃ!ガッカリです。確かに目新しい部隊に目を向けたのは良いのですが、問題は物語の芯です。読み応えも全く無く期待はずれでした。そろそろ警察小説は難しいかもですね。本家横山さんも久しく書いてないですからね・・・。

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