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2010年5月28日 (金)

正しく i-Padで読むならこんな作品(「夢見る黄金地球儀」 海堂尊 )

チーム・バチスタシリーズで一躍医学ミステリーの第一人者となった海堂尊さんの初の医学モノ以外の小説を読みました。タイトルは「夢見る黄金地球儀」と言います。テーマに織り込まれておるのはバブル期のふるさと創生金の一億円。現実の世界でもあの時期が本当にあったのだろうか?と思えるほど記憶から薄れつつあるんですが、何故か今頃作品の核になっています(それだけ忘れてはいけない愚策だと言う事を知らしめる為かも?)。その一億で黄金の地球儀を作ったとある町が舞台です(実際は地球儀の日本だけ黄金)。その黄金の日本を盗もうという物語です。荒唐無稽な作戦に、個性的な登場人物。テンポも良いのでサクッと読めます。この辺りはバチスタを書いた時より格段とレベルアップしているのを実感させられます。しかしコンゲームとしては、少しヒネリが無さ過ぎます。ライトノベル系というか携帯小説向きと言うか、あっ!そうです。今日発売のi-Padで読むには最適な感じです。暇つぶしには充分楽しめますが、自身の得意な医学分野の小説と比べると格段と落ちます。

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