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2010年4月 2日 (金)

学校推薦本風(「一瞬の風になれ イチニツイテ」 佐藤多佳子)

何時もの古本屋に行くと、100円の本を5冊買うと更に半額というセールをやっているではないですか!でも中々欲しい本5冊都合よくあるわけが無いので、折角なので普段手に取らない感じの本を買ってみました。2007年の本屋大賞1位に輝いた佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」という一冊です。よくよく調べると直木賞候補にもなっているし、吉川英治文学新人賞も受賞した作品でした。へーと驚きながら読み始めました。字も大きめでページ数も少ないのでサクッと二時間で読了。えーもう終わりと思ったら、何でも三部作(ヨウイとドンの名で出ています)だそうで、この一冊では序章が描かれているだけで特別な事は何も書かれていません。ちょっと待てよ!何でこれが本屋大賞?普通三部作終わってからじゃないの?と結構怒り心頭でした。しかも三部作を一冊に纏めても、昨今の小説の長さを考えたら全然長くないと感じます。三冊買わせよう感出まくりです。本屋の人は本当にこの本をそんなに押したかったのか?正直ちょっと疑問です。この本の前年までの大賞が「博士の愛した数式」「夜のピクニック」「東京タワー」と、何か爽やかで万人向けで泣かせるみたいな流れが出来ていたので、その流れで選んだのかな?その次の年から「ゴールデンスランバー」「告白」とガラッと作風が変わるので反省点があったんでしょう。何か酷評してしまいましたが、三部作全部読めば感じ方は違ってくるのかもしれませんが、どちらにしてもこの中途半端な一作目で大賞を与えるのは全く喪って筋違いだと思います。

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