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2010年3月11日 (木)

紹介し忘れてました(「警官の血」 佐々木嬢)

日々本を読み音楽を聞き映画を観ていると、紹介したつもりがし忘れている物があるのに後で気づきます。ラジオで紹介したのでてっきりブログでも紹介済みと思っていたらお客さんから、何故紹介しないの?と聞かれ気づきました。ということで本日は佐々木嬢氏の傑作「警官の血」を紹介します。佐々木氏は「廃墟に乞う」で直木賞受賞しています(明日この本は紹介します)が、毎度の事ながら本当はこの「警官の血」で受賞するべきでした。それ程重厚で丁寧に書かれた一冊でした。物語は三部に分かれています。タイトルからも分かるように、祖父・父・息子と三代に渡り警官になった家系の物語です。初代は戦後の混乱期に誰でも募集すれば警官になれる時代。目出度く希望の駐在所勤務となったが、不審な死を遂げます。その父親の死の謎を解こうと警察官になった二代目。しかし初めは公安のスパイとなり精神を病みます。要約念願かなって父と同じ駐在所の勤務となります。父の死の謎が解けかけた時に、またもや覚せい剤中毒者の手により殉職してしまいます。三代目も祖父と父の死の謎を引き継ぎ警察官になります。そこで要約分かる謎の真相。そしてその真相を抱えながら三代目は警官を続けていきます。三代にわたる壮大な大河ドラマです。ミステリーとして読むと弱いですが、重厚なドラマとして読むと非常に奥深い作品となっています。これぞ佐々木節!やはりこの作品が直木賞に相応しかったと思います。明日は直木賞受賞作品について書きます。

 

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受信: 2010年3月14日 (日) 09時22分

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