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2010年2月 4日 (木)

話題の人の昔話題になった作品(「制服捜査」 佐々木譲)

第142回直木賞を「廃墟で乞う」で受賞し、現在要約時の人となった佐々木譲さんの「制服捜査」を読みました。直木賞も本とは前作「警官の血」で受賞が妥当(未だ味読ですがこちらも要約古本でGETできました)と言う言葉が圧倒的に世間では多いですが、何はともあれ受賞おめでとうございます。元々冒険系の物語ばかりを書いていた作者が何故か突如刑事モノ専門に代わりました。その一作目に読んだのが「笑う警官」という一冊でしたが、私にとってはこれが何処が面白いのか全く分からないほどの低評価でした。その後読んだ本も???マークつきまくりで全く納得がいかない状態でした、そして今回この「制服捜査」を読んだ訳ですが、これは初めて面白いと言える作品でした。北海道警の不祥事から、現役バリバリの刑事だった主人公が田舎町の駐在として単身赴任してきます。何も起こらないような田舎町なんですが、この主人公が赴任してから事件が多発します(疫病神か?)。元々刑事だったわけですから、駐在の職務を超越して大活躍します。少し前に笹本稜平さんの「駐在刑事」という作品を読んだんですが、流れは全く同じです。違いは笹本氏の主人公はそれ程独走せずに、駐在としての役割をまっとうするのに対し、佐々木氏の主人公は逸脱しまくります。リアル感で言えば笹本氏に軍配があがりますが、痛快エンターティメントとしたら佐々木作品の方が俄然面白いです。でも普通ならありえないですよ。ここまでやったら懲戒免職ですよ、きっと。でも作品としては初めて心から楽しめました。俄然「警官の血」を読むのが楽しみになってきました。

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