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2010年1月 2日 (土)

新春一発目から良い本に出会いました(「チェーン・ポイズン」 本多孝好 )

お正月も二日目になるともう何か日常に感じるのは私だけでしょうか?年々その感じが強くなっていきます。さて皆さんはまだ正月気分かもしれませんが、明日から通常営業の私は本日から既に徐々に日常に戻してます。新春一発目に紹介するのはやはり自信もってお奨めできるのではないといけないと思います(昨年は連城さんの「造花の密」でした)。なので今年もベスト10に必ず入るだろう作品を紹介します。本多孝好さんの「チェーン・ポイズン」です。本多さんといえば優しくて透明感のある物語を書くので有名な作家さんです。出た物総て読んでますが、総てがそういった感じのテイストです。それが売りだから何も問題はないのですが、少し食気気味なのは否めませんでした。この本もそんな感じかなーと思って読み出したら、何時もと感じが違います。何かミステリー色が強いんです。しかもそこに人の生きる意味という重たいテーマまで盛り込んであります。そうはいっても文体や展開は何時もの本多節なのでサラッと読めます。でもページをめくる手が最後まで止まりません!結局一気読みしてしまいました。ひょっとしてこれは本多さんの代表作になるんじゃないか?と一人興奮冷めやらぬ気持ちでつぶやいていました。ミステリーとしても十分ワクワクさせられるし、人の生死についても考えさせられる。この二つのを上手く両立させています。本多さん一皮向けたなーと感じさせてくれる嬉しい読書でした。新春一発目に手放しでお奨めできる一冊に出会えて演技が良いです。

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