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2010年1月24日 (日)

一体彼は何者だ?(「リビドヲ」 弐藤水流)

名前も作品も評判も経歴も何も知らない作家さんの本を読むのは滅多にある事ではない。一作目を書いた新人でもそれなりの評判や書評を耳にする事があってから手に取ったりするからです。しかしお客さんにお借りして読んだ弐藤水流という作家の「リビドヲ」は全く白紙の状態で読みだしました。そしたらどうでしょう!結構ジェットコースター小説ではないですが!読みだしたら止まらない。最後まで怒涛の展開です。京極夏彦氏にも繋がる昭和の香りを持つ冒頭から始まり、物語は一気に現代へと舞台を変えます。昔の話と現代の話がどう繋がるのか?ワクワクしながら読み進めました。一応ホラー小説という部類に入るんでしょうが、怖さは全くありません。しかしエンターティメント小説としては充分楽しめます。ネタバレになりますが、霊的な存在が登場するんですが(怨霊みたいのが犯人)、その辺りはありえないし少し強引ですが、何でもありの小説の世界としてはリアル感なくても怒涛の勢いがあれば◎でしょう。帯びに鈴木光司氏・平山夢明氏絶賛とあります。先日私がもう二度と読まないと決めた鈴木氏が絶賛・・・。確かに鈴木氏の名作、いあや歴史に残る名作「リング」と同じスピード感とエンターティメント性をこの作品からは感じました。これがデビュー作。まだまだ荒いところ荒い所沢山ありますが非常に楽しませてもらいしました。

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