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2009年12月19日 (土)

ちょっと荷が重い作品(「東京島」 桐野夏生 )

既に映画化も決まった桐野夏生さんの「東京島」を読みました。実際の事件をヒントにして物語を書く桐野さんですが、今回も太平洋戦争末期に実際にあった事件をベースにしてます。無人島で30人と男性と1人の女性が7年間過したという、俗に言うアナタハン事件がベースです。人数に多少違いはありますが、この物語りも1人の女性に対して32人の男性が流れ着いた無人島(皆で東京島と命名されます)での数年間が描かれています。当然の様に1人の女性が物語の中心となって話は進んで行きます。混沌とした中でも妙な秩序が生まれ、それなりの生活が島の中で送られていきますが、主人公の女性の妊娠をキッカケにひずみが生じだしました。そこに奇跡的に別の漂流船が流れ着き、怒涛の終焉を迎えます。果たして脱出できるのか?と言った内容です。ん~テーマとしては面白いと思いますが、無人島の漂流ネタは小説でも映画でも何度も描かれてきた世界です。余程新しい展開や深い考察がないと、二番煎じのような感じになってしまいます。正直今回の読了感は何処かで昔観た事ある(読んだ事ある)という感じでした。なのに谷崎潤一郎賞受賞だそうです。小説界は余程人不足か?そんな事は無いはずです。もっと面白い小説書いている若手は沢山居ます。桐野さんしかりベテランは既に直木賞含め沢山賞を受賞してます。若手にチャンスをあげて欲しいと思うのは私だけでしょうか?申し訳ないですが無人島漂流というテーマは桐野さんには荷が重かったみたいです。

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