« 師走のラジオ(FM豊橋) | トップページ | スピンオフは流行なのか?(「製鉄天使」 桜庭一樹 ) »

2009年12月 3日 (木)

人は一人では生きていけない。だけど二人は煩わしい。(「ラースと、その彼女」 クレイグ・ギレスビー監督)

とかく人と人との付き合いが難しくなったと言われている昨今ですが、それ程昔と何か変わったんだろうか?冷静に考えれば何も変わっていない気がしますが、人と密接に関係する事は面倒な事も多く労力も沢山使う、それが面倒になった人が増えたんだろうと思います。でもその先にある分かり合えた瞬間の幸福感は何にも変え難いものがあるのにね。何故こんな話をするかというと最近観た映画でふと思ったからです。クレイグ・ギレスビー監督の「ラースと、その彼女」という映画です。まー簡単に物語を話すと、最愛の母親を失くしてから人との付き合いが怖くなった主人公に、何故か急に彼女が出来ました。身内や会社の同僚は喜ぶんですが、何とその彼女というのがラブ・ドールだったんです。初めは遂に頭が可笑しくなったか?と皆笑うんですが、だんだん理解を示すようになり、ラブ・ドールと過す主人公は田舎町の生活に自然に溶け込んで行きます。その生活の中でリアルに彼の事を想う女性が現れ、彼の心情も少しづつ変化していきます。果たして彼はどんな結末を描くのか?といった感じです。正直DVDのパッケージや設定を見ただけだと、お馬鹿なギャグ映画だろうと勝手に想像していたんですが、意外や意外物凄く良い映画でした。そりゃそうだアカデミー賞の脚本賞にノミネートされてる作品だもの!この映画を観れば人と人との付き合い方が変わるかもしれません。所詮人は一人では生きていけない。でも二人はわずらわしい。昔読んだ本の中の一文を思い出しました。楽に生きることに慣れると、煩わしい状況を敬遠しがちですが、たまには煩わしい事を経験しないと、人の気持ちが分かりにくくなるんだろうなー。考えさせられる映画でした。

|

« 師走のラジオ(FM豊橋) | トップページ | スピンオフは流行なのか?(「製鉄天使」 桜庭一樹 ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人は一人では生きていけない。だけど二人は煩わしい。(「ラースと、その彼女」 クレイグ・ギレスビー監督):

« 師走のラジオ(FM豊橋) | トップページ | スピンオフは流行なのか?(「製鉄天使」 桜庭一樹 ) »