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2009年11月 3日 (火)

作者の転機となった作品(「ユニット」 佐々木譲 )

今や警察小説の人と世間では認知されるほど、最近は警察小説ばかり書いている佐々木譲さんの「ユニット」を読みました。この小説の前までは世界的規模の冒険小説を書く人というイメージが強かったので、この作品辺りが警察小説を書いていく転機になった作品では?と勝手に思っています。物語の主人公は二人、妻と子供を未成年の男に殺されれ酒に溺れる日々を送る男。もう一人は警察官の夫を持ち、その男のDVに耐えられず子供と二人で逃げてきた女です。この二人が偶然なのか必然なのか分かりませんが、とある田舎町の職場で出会います。男は何もなかったかのように社会復帰した殺人犯を自分で殺そうとします。一方警察権力を使いながら執拗に妻を探す夫がジリジリと迫ってきます。運命の糸は複雑に絡みます。最後は主要人物総て(主人公の男と女、警察官の夫と殺人犯)が同じ舞台に上がります。果たして結末は?といった感じです。タイトルから想像出来ない展開に驚かされます。発想は物凄く良いと思うんですが、少し昨作者の都合の良いように話が展開しすぎな気がします。まー小説だから良いのか?後中盤まで物凄くドキドキするんですが、終盤の展開は少しアッサリしすぎな感じもします。でも映画化とかされたら結構面白い映画になりそうな小説です。エンターテイメントへのキッカケとなった貴重な一冊としてお勧めです。

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