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2009年4月25日 (土)

ララピポはある意味ケセラセラの意味(「ララピポ」 奥田英郎)

本日も昨日から続いて草なぎ君の報道がTVを賑わしておりますが、本当マスコミというのは寄生虫のような存在だなーと実感させられます。事件を起した草なぎ君よりそちらの方が目に付いて仕方ないです。世の中には色んな人が居て、よくよく観察すれば可笑しな人ばかりです。でもそれが個性というもので、他人に迷惑さえかけなければ自分の世界があっていいんです。酔って裸になる奴は世の中に五万と居ます。吊るし上げられる程の事では無い気がします。昨日読了した奥田英郎さんの「ララピポ」を読んで何か草なぎ君の事件と少しリンクしました。(ララピポ)とは(A lot of people)の聞き違い?で、つまり世の中には本当に多くの人が生活していて、それぞれが可笑しくも悲しい人生を送っているという意味合いが込められています。連作短編集なんですが七人の登場人物がどんどんリンクしていく形式がとられています。対人恐怖症のライター・風俗専門のスカウトマン・気の弱いカラオケBOX店員・人生に生きる意味を持たないOL・その母親にして熟女専門のAV女優・官能小説家・デブ専門の裏DVD女優にしてテープリライターの女が一章事に主人公で登場するんですが、絶妙な感じで登場人物が絡んでいきます。そして気が付けば読み始めの話に戻って終わっているという、物凄く考えられた連作集です。奥田氏と言えば世間的には直木賞受賞作シリーズの「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」などの軽快なタッチのコメディーが有名になってしまいましたが、個人的には初期作品の「最悪」「邪魔」などのシリアスで重厚な作品が大好きなんです。軽快なタッチになった事で売れたのですから悪い事ではないのですが、正直個人的にはそれ程大歓迎ではありませんでした。しかしこの作品は軽快なコメディータッチの中に人間の悲哀みたいな物が見事に織り込まれています。ある意味重厚な話なんです。二つのいい点が見事に融合しています。これは奥田さんの代表作ではないかと思うほどです。世の中には本当に沢山の人が日々生活しています。誰一人として同じ人は居なく、皆何かに追い立てられる様に生きています。そこを見事に浮き彫りにしてあります。草なぎ君よ!仕事復帰するまで間にこの本を読んでみて下さい。恐らく気分が楽になると思います。(ララピポ)とはある意味(ケセラセラ)の意味に思えてきますよ!

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