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2009年1月11日 (日)

本当に強い男は影に居る(「マッチメイク」 不知火京介)

以前永瀬隼介氏の「ポリスマン」という作品をこのブログで紹介したのを憶えているでしょうか?タイトルから警察官の話だと思っていたら、意外や意外プロレスラーの話だったのに驚きました。つまりポリスマンとはそのプロレス団体を守るある意味一番強い存在なんです。勿論表には分かりません。表で最強とされるのは二枚目のスター選手です。その陰で道場破りや我が儘な外国人に人知れず制裁を加えるんです。同じ様な役目の人が活躍する小説を読みました。第49回江戸川乱歩賞受賞した不知火京介(しらぬい・きょうすけ)「マッチメイク」という本です。ここに登場するプロレス団体の最強の男は(門番)と呼ばれます。普段は地味な存在ながら実際はあらゆる格闘技を身に付けた最強の存在です。その存在を軸にしながら殺人事件が絡んでいくミステリーです。前から本の存在は気になっていたので要約読めたんですが、正直ミステリーとしては三流でした。これが乱歩賞?と首をひねるほどです。しかしプロレス小説として読めば、登場人物達がイキイキ輝いてくるのは事実です。プロレス好きには当然のことかもしれませんが、普段は目に見えない裏の情報に溢れていますので、それを知れるという意味では面白いのかもしれません。でもあまりにもぶっちゃけ過ぎている気もするので、プロレスがショウだとは皆知っていて見て見ない振りしているんだから、あまりにもその点を明らかにするのは興醒めしてしまうんではないでしょうか?その点がプロレス好きにこの本が支持されない点かもしれません。

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