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2008年12月 7日 (日)

結局世間は評判に流されるのね(「チーム・バチスタの栄光」海堂尊)

第四回「このミステリーが凄い」大賞を受賞しデビューし、あれよあれよと言う間に映画化・ドラマ化そしてベストセラー&シリーズ化と、これでもか!という位成功の階段を登っている作家がいます。現役の医師でもある彼の名は海堂尊(かいどう・たける)と言います。これだけ世間で話題になり騒ぎが収まりかけた今頃要約デビュー作「チーム・バチスタの栄光」を読みました。友人に譲ってもらったんですが、先ずは薄い本にも関わらず上下巻にわざわざ分けた商売魂に少し違和感を憶え読み出しました(自分で買ったんじゃないくせにね)。話題作というハードルがいけなかったのかもしれませんが、正直世間が言うほど全く面白くない・・・。この小説の何処がそんなに話題になるのか全く分かりませんでした。同じ医療現場を描いた物なら漫画の(ブラックジャックによろしく)の方が何倍も面白くリアル感ありました。結局世間は評判に流されるんだなーと実感しました。そして小説中のある言葉にも物凄く違和感感じました。そのセリフとは「大部分のヤツは、食っていくために医者をやっている。人のためだと思っている医者なんて居るんですかね?」です。確かに現実はそうなんだろうし薄々皆が感じている事なんですが、現実の医師がこのセリフを吐かす小説を書くのはどうかと思う。気づいていてもリアルに今現場に居る人達の口からは絶対に言ってはならない一言な気がします。何かかなり辛口批評してしまいましたが、良かった点もあります。かなりの人達が感じたように登場人物のキャラづけは上手いと感じました。その点が映像化向きだったんでしょうね。しかも映画化にあたり監督を「ほんとうにあった!呪いのビデオ」の中村義洋氏が監督してます。そちらの方が興味津々です。

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