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2008年7月 4日 (金)

大人の願望(「4TEEN」石田衣良)

石田衣良さんの直木賞受賞作「4TEEN」を今更ながら読みました。過去を振り返ると全然肌に合わない作家さんなんですが、直木賞受賞作は読んでおかないといけないと思いこの度100円で購入しました。物語の主人公は古さと新しさが共存する東京の月島に住む四人の14歳の中学生です。それぞれが大小の問題を抱えながら毎日を生きています。その日常生活で起こる様々な事件や悩みを子供目線で爽やかに描いてあります。というのが大多数の人のこの本を説明する時の概要です。確かにおおまにはそうだと思います。しかし一点違うのは、果たしてこの目線は子供目線なんだろうか?という点です。確かの自分の昔と比べて共感できる点も多数あります。でもそれは子供目線ではなく、大人になってから子供時代の記憶を思い出した目線である気がします。今のリアルタイムの子供は多分もっと複雑で深い悩みを抱えている気がします。よく昔の苦労は過ぎてみるとい良い思い出になったり、少し自分のいいように捻じ曲げて思い出しりします。石田氏の目線はそれに近いのではないかと思います。つまり大人が子供時代を振り返る目線の小説なんだと思います。流石に直木賞受賞作だけあって読みやすく面白いですが、やはり私の肌にはそれ程合いませんでした。ここまで来ると前世の恨みでもあるのかな?

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受信: 2008年7月 4日 (金) 21時16分

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