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2008年6月 7日 (土)

期待しすぎました(「キタイ)吉来駿作)

常々日本酒の売上が激減している事を嘆いていますが、本を読む人の数も相当の速度で激減しています。「ホームレス中学生」が200万部売れたとかいうNEWSを聞くと、本はそれなりに売れているんじゃないかな?と一瞬錯覚しますが、実状は全く売れていない状況です。一部のベストセラー作家の本は出す度にそれなりの部数を売り上げますが、他はさっぱりです。この状況を打開しようと各出版社は才能のある新人探しに躍起になっています。幻冬舎・新潮社・TV朝日が共同して始めた(ホラーサスペンス大賞)という新人賞があるのですが、残念なことに第六回で終了となりました。五十嵐貴久さんや道尾秀介さんなどの才能ある人気作家を生み出した賞なので残念ですが、やはり本は売れないのかな?作家を目指す人には希望の光がまた一つ消えた感じです。さてその賞の最後の受賞作である「キタイ」を読みました。吉来駿作という私より10歳上の人のデビュー作です。50近くになっての新人デビューとは一体どんな気持なんでしょうか?相当の決意が居るのではないでしょうか。さて内容ですが、正直テーマやアイデアは少し古臭い感じがします。年齢がそうさせるのかどうか分かりませんが、昔にみた映画や本の部分部分が思い起こされる感じです。特にスティーブン・キングの「ペット・セメタリー」と「IT」が物凄く思い浮かぶ感じです。勿論人生の中で影響を受ける本や映画はあると思うので、イイ意味で影響を受けるのは悪い事ではないのですが、上手く自分で消化できていない気がします。逆に年齢がいっている分、安定感は物凄く感じられますので最後までダレル事はありません。最後の受賞作なので期待しすぎた部分はありますが、ちょっと消化不良でした。しかし五十嵐氏の「リカ」も、道尾氏の「背の眼」も正直それ程出来栄えの良い作品ではなかったです。その後の大ブレイクを考えれば、吉来氏も大化けの可能性もあります。今後に期待です。

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受信: 2008年6月 7日 (土) 14時53分

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