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2008年5月21日 (水)

赤かぶ公務員奮闘記(「メリーゴーランド」荻原浩)

税金の無駄遣いが叫ばれ、公務員体質を見直すべきと、毎日のようにTVのワイドショーでは公務員を糾弾する声が流されています。確かに昔は酷かったんでしょうね。酷いと言うか、無駄遣いをしているという認識さえ無かったんだろうと思います。当たり前の様に上司からそういうものだと教えられて育てば、それが普通と感じてしまうのも仕方ない事だと思います。これだけ民間が五月蝿くなったので、市町村レベルでは最近はそれ程認識の差はなくなって来たとは思いますが、まだまだ上の世代には昔ながらの体質は残っていると思います。その辺りの古い慣習と闘う一人の青年公務員の奮闘記を読みました。荻原浩さんの「メリーゴーランド」という一冊です。好い加減な事業計画と放置で、毎年赤字を計上し続ける地方にあるテーマパークとは名ばかりの無駄な娯楽施設が舞台です。そこを何とか立て直そうと主人公が奮闘するのですが、そこにそそり立つののは現実と同じで昔からの古い体質を持つ上司軍団。馴れ合いや意味の無い嫌がらせが続きながらも何とかイヴェントを成功に導きます。その過程を面白おかしく、そして時に問題提起し物語りは進んでいきます。そして荻原氏の持ち味である最後に少し泣かせるというバラエティーに飛んだ内容になっています。毎回感じますがこういったハートウォーミングな小説を書かせたら本当に上手いと思います。変に重たい真面目な話は書かなくていいと思うくらい、軽快な楽しさを書かせたら本当に上手いと思います。今回も一気読み出来ました。只落ちが途中で想像出来てしまったのは残念。まーミステリーではないのでイイのかもしれませんがね・・・。

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