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2008年5月22日 (木)

若き日の冒険の文庫化(「ビッグブラザーを撃て!」笹本稜平)

年間100冊以上は本を読みますが、苦手な分野もあります。恋愛小説?意外に読めます(笑)。前にも言いましたが実は余りにも規模が大きい国際的な冒険・陰謀小説は、世界観にはまり込めなくて苦手だったりします。という事は読みながら何処か主人公と自分をダブらせて読んでいるということで、普通のこじんまりした生活を送る自分の想像を越える規模になると距離感ができるんでしょうね。しかし冒険小説嫌いの私が唯一続けて読んで居る人が居ます。その名を笹本稜平といいます。公式デビューは2001年の「時の渚」という作品で、第18回サントリーミステリー大賞を受賞してのデビューでした。しかしそれ以前に(阿由葉稜)という名前で出した本が存在しました。当時は「暗号 BACK-DOOR」というタイトルだったそうですが、名前も改名しタイトルも「ビツグブラザーを撃て!」として目出度く文庫化されました。デビュー前の作品が改めて文庫化されるのは流行りなんでしょうか?伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」や横山秀夫の「ルパンの消息」なども同じくデビュー前の作品でした。どの作家にも言えますが、才能のある作家さんはデビュー前の作品でも既に光る物があり、賞を取り逃した作品でも充分面白いということです。笹本氏のこの作品も冒険小説としての規模は小さいモノの、充分ワクワクさせられました。インターネットの題材なのでネタとしては古くなってしまっている点はありますが、それ程気にはなりません。やはり笹本氏の書く文章は肌に合います。今回も実感しました。デビュー前でこのレベルか・・・。才能の違いを見せ付けられてまたまた凹みました。

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