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2008年5月13日 (火)

出だしはまるでB級ホラー(「クリスマスの4人」井上夢人)

「スクリーム」という映画のヒットのお蔭で、一昔前に(学園青春ホラー)と言う微妙な括りのB級ホラーが大量に製作されました。その中の一本に「ラストサマー」というのがありました。夏休みに誤って人を轢殺して、誰も見ていない事を良い事に隠蔽し何事も無かったかの様に過していた若者四人の元に、居る筈の無い復讐殺人鬼が現れ四人を恐怖のどん底に陥れるという話でした。ベタな内容ながら一体誰が?という謎解きの要素とスプラッタ映画の残酷描写がB級ホラーならではの面白さに溢れていました。恐らくその映画に影響を受けただろう本を読みました。井上夢人さんの「クリスマスの4人」という本です。前半は正しく「ラストサマー」と同じです。夏休みがクリスマスに変っているだけです。事故を隠蔽した四人は、その後も何事も無かった様に人生を送りますが(それぞれの心には傷を残してますが)、10年周期で死んだ筈の男が姿を現します。一体誰が?そして目的は?この辺りまでは実に面白いんですが、後半急に有り得ないSF話に代わりドッチラケになります。惜しいです。個人的には井上さんの作品の中では一番駄作な気がします。ホラー+ミステリーは意外にハードルが高いですね。

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