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2008年3月19日 (水)

日常生活は危険が一杯(「ワンダーゾーン」福本博文)

オウムのドキュメンタリー作品を観たと同時に、面白い本に出会いました。必然的なタイミングというか、宗教程ではないのですが、私達が生活する日常生活の側に我が物顔で存在する奇妙で怪しい世界を追ったノンフィクションに出会いました。2001年発売の福本博文著の「ワンダーゾーン」という一冊です。著者が実際体験したセミナーや事件について書いてあります。順に(高原の心理実験室)(地下室の催眠セミナー)(前世の影に怯えて)(宇宙意識と交信する女)(サイババに魅せられた医学博士)(自己改造プログラムの成功者)(生命水πウォーターの謎)(波動サティアンの中身)(ネットに潜む復讐代行屋)と話は進んでいきます。一見して間違いなく怪しい物から、自己啓発分野とか健康分野では未だに信じられている事の真実がありありと書かれています。私自身も身近に体験したりリアルタイムで読んだ本もあります。サイババを推奨する医学博士の本は読んでるし、πウォーターなんかは騒動の発端は私が住む豊橋が発祥なので、15年位前の騒動は本当に身近に感じてました。元来危うきには近づかない主義なので巻き込まれた事は無いですが、怪しい物に異常に興味があるので、距離を置きながら観察はしてしまいます。この本の根底に流れている共通のテーマは(現代人の依存心)にあります。人は何かに依存していないと幸せを感じないみたいで、その理想的レベルが上がると宗教に行き着くそうです。しかし大半はそれ以前で踏みとどまります。その手前の依存所が自己啓発だったり前世だったり魔法の水だったりすると作者は言います。宗教ほどの依存度は少ないので、インチキだったりブームが去ると本人の依存熱も冷めます。しかしまた他の依存を求めて人は怪しげな物を求めます。日本人は不思議な生き物です。信じたい人は信じればいいだけなので批判も共感もしませんが、未だに自己啓発の世界では軽い洗脳のようなシステムがまかり通っているし、先日訪れた大型とんかつ屋のバイキングには、当たり前の様にπウォーターが並べられていました。やっぱり日本人は歪んでしまっているのでしょうか?それとも元来そういった民族なんでしょうか?私には答えが出ません。

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コメント

この感想を読んで、この本にすごく興味がわきました。「現代人の依存心」という指摘に納得。読んでみたいです。

投稿: つやつや | 2008年5月 4日 (日) 14時41分

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受信: 2008年3月19日 (水) 15時25分

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