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2007年11月 1日 (木)

横山節炸裂

事件の後に残るものとは何だろう。そんな漠とした思いが、この連作集の出発点だった。事件とは、死者にとってのドラマではなく、死者を取巻く人々の悲しみや苦悩。そうだとするなら、事件が終わった後にこそ、人の胸を焼き焦がす、「真の事件」が頭を覗かせる。解説にこんな文章がありました。作者である横山秀夫さんがこの作品集を書くキッカケが完結に記してありました。実際に起こった事件でも、刑法では罰が決まり裁かれていても、事件の真相は全く暴かれてなかったりすることは山のようにあると思います。そんな普段は光の当たらない事件の真相を浮き彫りにしたのが、本日紹介する「真相」という一冊です。昨日紹介した「出口のない海」が横山氏初の刑事物以外の作品だったのですが、この連作集も刑事物ではありません(チラッと刑事は登場しますが)。横山氏といえば刑事物、加えて短編の上手い人という印象が強いですが、今回も短編ならではの面白さを存分に堪能させてくれます。5編収められているのですが、どの作品も読了後唸らされます。過去の名作と比べると少し見劣りするかもしれませんが、それでも凄いとしか言え無い程の出来栄えです。横山氏は本当に外れがない!本当は直木賞一番貰わないといけない人なのにね・・・。でも賞なんて無くても記録よりも記憶に確実に残る作家さんです。

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コメント

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http://cnn.com/2001/US/05/03/pennstate.race.ap/ >Penn State students celebrate end of 8 day protest
http://www.diafrica.org/nigeriaop/kenny/phil/SinaSoul.htm

酔狂な日々

投稿: Olivia Mercer | 2007年11月21日 (水) 02時15分

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