只の寄せ集めではない
乙一原作の「ZOO」の映画化されたDVDを観ました(今日は唐突な始まり方だ!)。この本は奇妙な話の短編集で、乙一氏が一気に世間に認知された初期の代表作です。感性が物凄く特異な作家なので、映像化というのは物凄く難しいのでは?と思っていましたが、この作品集は結果的に結構成功の部類に入っている気がしました。「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」「陽だまりの詩」「So-far」「ZOO」の5作品を、それぞれ違う監督と役者で創りあげています。その点がこの作品集の出来栄えを上げた気がします。それぞれがそれぞれの持ち味を上手く発揮しています。世にも奇妙な物語風あり、ホラー映画風あり、CGアニメありとバラエティーに飛んだ内容で観ている側を飽きさせません。通常こういった原作の映画化はやっつけ仕事的な内容になりがちなんですが、この作品集はそれぞれの作品に熱意を感じます。一般的には一番評判が悪い感じの表題作「ZOO」が個人的には物凄く良かったです。デビット・リンチ風の始まり方(完全にロスト・ハイウェイです)、ピーター・グリーナウェイの同名映画「ZOO」に明らかに影響を受けたと思われる作風。まーパクリと言えばパクリなんですが(原作者の乙一氏もグリーナウェイの「ZOO」には完全に影響受けていると思います)、日本人でこのティストの映像を撮れる人は貴重ではないでしょうか。監督は最近海外ではかなり評価の上がってきた安藤尋さんと言います。長編も捜して見てみようと思います。最近日本人の監督も頑張ってますね。明日は名前の出たピーター・グーナウェイに付いて少々書きます。
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