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2007年10月16日 (火)

刑事コロンボか?古畑か?

ミステリー好きを公言しながらも、本格ミステリーは殆ど読まない私です。という事は本当はミステリー好きでは無いのかもしれません。本の紹介に本格と書いてあると避けて、脱ミステリーなんて書いてあると逆に興味が湧きます。そもそもミステリーとは謎です。俗に言う誰が何の目的でどの様にしてという謎を解く楽しみがミステリーの基本です。しかし有名な刑事コロンボは、その定説を覆しました。犯人もトリックも犯行動機も始めに明かしてしまうという大技を定説にしてしまいました。私的にはこのスタイルは非常に好きです。最近では古畑刑事も同様なスタイルです。さて同じ様なスタイルの本を読みました。石持浅海さんの「扉は閉ざされたまま」という本です。石持さんの本は今回が初読です。この本は2006年「このミステリーが凄い!」で第二位にランクインしていたヒット作です。タイトルからして謎解きの臭いがプンプンしましたので、手に取る事はなかったのですが、100円コーナーでみつけたので今回読んでみました。前記の様に犯人も犯行方法も密室の作り方も堂々と書いてあります。では何が謎なのか?唯一の謎は何故密室にして発見を遅らせなければいけなかったのか?という点に凝縮されます(勿論自殺に見せかけるという目的もあったんでしょうが)。物語は様々な理由で扉が開けられることも壊される事なく終わります。そうです謎のままです。しかし開けられなかった扉の前で、熱い理論合戦が繰り広げられます。その点こそこの本の見せ場です。確かに本格嫌いの私も楽しめる内容でした。しかし如何せん結末までの理論合戦が薄い・・・。もう少し深い戦いがあった方が盛り上がった気がします。その点を改善して続編書いて欲しいですね。ずばりタイトルは「扉は開いたまま」でどうでしょうか?面白くない事は無いのですが、1時間と少しで読み終えた時は、もう終わり?と少し肩透かしを食らった気分でした。通勤・通学にはベストなサイズかもしれませんね。

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