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2007年8月28日 (火)

横溝VS江戸川

数ある文学新人賞の中でも横溝正史賞江戸川乱歩賞は結構権威のある賞な気がします。名前も前情報も全く無い場合でも、この二つの賞を受賞してデビューした作家の作品は何となく安心感があって勢いで購入する事が多いです。歴史的には江戸川乱歩賞の方が古く、受賞者の中には東野圭吾・桐野夏生・野沢尚などの、私が大好きな作家さん達が居ます。一方横溝正史賞には柴田よしき・井上尚登・小川勝己などが私のお気に入りです。この様にどちらも賞も現在も活躍するベストセラー作家を生み出すと言う、重要な役割を担っています。今回たまたま連続してそれぞれの賞を受賞してデビューした作家の本を読みました。第21回横溝賞受賞作「長い腕」(川崎草志著)と第49回江戸川賞受賞作「翳り行く夏」(赤井三比尋・あかいみひの著)を続けて読みました。どちらの作品もデビュー作ながら結構話題にもなっていて、かなり期待大で読み始めました。まー流石賞を受賞するだけあって、よく練られたプロットと上手い文章力でとても新人とは思えない手だれた感を感じる事が出来ます。しかしどちらも沢山の情報を散りばめすぎて、総ての説明が出来ていない気がします。本当に印象に残る本はラストで絡まった総ての糸が綺麗に解ける快感が残りますが、この二冊にはまだまだそこまでのスッキリ感は感じられません。未だデビュー作ですから当然ですが・・・。でも二人共今後が物凄く楽しみな作家さんです。さて賞受賞先輩たちの様に生き残っていく事が出来るでしょうか?密かに応援してます。

 

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