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2007年8月 9日 (木)

人の心の闇の深さ

小説の分野の一つにノワール小説と言うのがあります。まー日本語で言うと(暗黒小説)みたいなものです。何が(暗黒)かというと人間の心の闇が先が見えない程の漆黒だから(暗黒)と呼びます。日本でもこの分野の小説家が活躍していますが、アメリカの第一人者はジェームズ・エルロイという人です。彼の代表作はL..A.四部作という一連の作品です。「ブラックダリア」「ビッグ・ノワール」「L.A.コンフィデンシャル」「ホワイトジャズ」という四作品が書かれています。既にL.A.コンフィデンシャルは映画かもされ大ヒットしていますが、今回ヒッチコックの正統的後継者と言われるブライアン・デ・パルマ監督が「ブラックダリア」を映画化したので早速観てみました。この原作は1947年に実際にL.A.で起こった事件をベースに書かれています。J・エルロイの作品の中で唯一原作を読んでいるのがこの本なんですが、原作では犯人は分らずじまいで終わるんですが、映画は完全にハードボイルド・ミステリーとして完結していて犯人も明確にされています。主人公以外皆嘘をついているという状態で進んでいく話は、終焉に向かっていく毎に真相が一つ一つ明らかになっていきます(事件とは直接関係ない事まで)。このあたりは原作より監督の持ち味といった感じがします。映画の出来としては結構良い部類に入ると思います。登場する人達の心の闇も相当深いのですが、一番深いのは原作者であるJ・エルロイである事を今回知り得ました。彼の実の母は娼婦として働き、更に事件と同じ時期に客に殺害されるという事実があった事を知りました。ん~その闇の深さが(ノワール小説)を書かせるんでしょうね。

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