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2007年8月27日 (月)

生物の中で一番の悪食は人間

今年の夏は大方の予想を覆し猛暑の日々が続いています。暑いとどうしても冷たくてあっさりした食べ物ばかり食べたくなりますが、唯一夏に消費量が増えるのは鰻ではないでしょうか?夏バテして体力が落ちている時に、体力回復にはピッタリなのが鰻です。では何故鰻が之ほどまでに精力剤の様な効果があるのでしょう?それは鰻自体が何でも食べる悪食だからなんだろうと思います。そんな鰻の特性をベースにした「うなぎ鬼」というサスペンスホラーを読みました。作者は高田侑(たかだ・ゆう)さんと言い、「裂けた瞳」で第四回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビューしました。受賞後の初書きおろしがこの作品です。物語は借金で首の回らなくなった男が、1回15万円という怪しい荷物を運ぶ仕事を受けます(この時点で既にかなり怪しい)。届ける物の中身は勿論知らされず、届ける先は路地の裏の裏にある特殊な地域の中にある鰻の養殖所。ここは世間から身を隠すように生きている人達の謎の地域で、場所も恐ろしく怪しげで汚いのですが、働いている人や住んでいる人は更に怪しい。何度も配達をする後とに、謎や良くない想像が主人公の頭にドンドン広がっていきます。大体の方は想像が付くと思うんのですが、死体を鰻に食わせて処理しているのでは?という疑惑が物凄く湧いてきます。果たして事実は?といった感じのストーリーです。鰻という存在を物凄く効果的に使っているのですが、実は本当に怖いのは人間の心の闇であるというのが一番のテーマになっています。何か貴志祐介さんの「黒い家」にテーマが似ている気がします。鰻よりも悪食な人間の方が更に怖いと言う事を上手く表現しています。高田氏はホラー作家では無い方がより良さが出せるのではと実感しました。一番印象に残っているのは、路地裏のモツ鍋屋で旨いと思って食べていた物が何か判らない瞬間(文中では人の内臓ではと主人公が想像します)。ここはかなり気味悪かったですね。人の内臓までとは言いませんが、食べている物の中に入っている物が明確でないと言うのは本当に怖いです。ミートホープの例もありますしね。暫く鰻は食べたくない気分になりました。

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