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2007年5月29日 (火)

マウンテンボール?

小説にしても映画にしても、既に世の中ではネタ切れ感があります。これだけの作品が毎日世に送り出されているのですから当然です。ミステリーの分野では「サイコ系」の話はもうお腹一杯と感じるくらいのレベルで数多くの作品が書かれてきました。その殆どが過去の名作の焼き増しでしかなく、もうウンザリという作品が多いのが現状です。そんなベタネタに果敢にも取り組んだ一冊の本を読みました。作者は鳴海章(なるみ・しょう)と言い「ナイトダンサー」という作品で第37回江戸川乱歩賞を受賞し文壇デビューしました。確か初めのうちは戦闘機物(?)のサスペンスばかりだった気がするので殆ど読んでいません(あまり好きな分野でないので)。それが先日古本屋で偶然一冊の本が目にとまりました。それは何故かと言うと帯に「鳴海章の新境地!サイコサスペンスの剛速球!」という感じのコピーが書いてあり、ついつい勢いで購入しました。その名を「死者の森」と言います。まー内容は何時ものサイコサスペンス系と殆ど代わりありません。強いて違う点を上げるとしたら、物語の視点が犯人よりも主人公の新聞記者中心で書かれている点でしょうか?故に犯人の反抗理由も異常さもあまり浮き彫りにされていません。物凄く消化不良感があります。(大方予想は出来たのですが)終盤主人公に近い子供が誘拐されたり、主人公の勤める新聞社の給水塔の中に死体が投げ込まれるという辺りは斬新でしたが、やはり現実を考えると到底不可能な話しすぎてリアリティーにかけました。やはり今更サイコサスペンス系の話を書くのは、相当の筆力があるか相当の変化球でないと無理な気がします。この作品はヘナヘナしたマウンテンボールにしか感じませんでした。厳しい意見ですが読む必要なしです。それでも読んでみたい方は古本で十分です。多分鳴海氏の良さはサイコサスペンス系では無いと思います。

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