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2007年3月13日 (火)

激渋に付き取り扱い注意

スピルバーグ映画の「MIB」の黒服役で超有名になり、日本では缶コーヒーの宣伝で惚けた演技を披露して映画好きでは無い人にまで認知を高めた男がいます。八代亜紀の演歌に涙した姿も記憶に新しいトミー・リー・ジョーンズです。既に世界的には一流人気俳優の部類に入り、役者としても円熟の域に到達しつつあります。そんな彼が主演&初監督した作品「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観ました。タイトルからは一体どんな映画なのか全く想像出来ないんですが、パッケージデザインが秀逸なので思わず借りてしまった一本です。結果的には観て大正解の内容でした。アメリカとメキシコの国境の田舎町で生活する主人公とメキシコ不法移民の友達(彼こそメルキアデス・エストラーダです)、そして誤ってエストラーダを射殺してしまう怠惰な新人国境警察官の三人(2人と1遺体)でのロードムービーです。主人公は生前エストラーダとしてた約束(死んだら故郷に埋葬して欲しい)を守る為、贖罪の意味も込めて国境警察官を拉致して強引にエストラーダの故郷を目指す旅に出ます。その間に起こる様々な出来事がそれぞれに人生の意味や生き方を考えさせて進んで行きます。目的地に着いて発覚するエストラーダの嘘。しかし誰もその嘘を責める事は出来ません。道中でそれぞれが感じた事「人は人生の中で小さな嘘を付いて生きている。何故ならそうしないと辛くて生きていけないから」を実感させられます。とりたてて物凄い事件が起こる訳ではないんですが、飽きる事無く物語りに入り込んでいます。登場人物の演技といい脚本といい激渋の出来栄えです。私の知り限りではあまり話題にはなってなかった気がしますが、隠れた佳作である事は間違いないです。2005年のカンヌ国際映画祭でも最優秀男優賞・脚本賞を受賞しています。晩年に差し掛かった人が観ると感じる事も更に多い映画な気がします。

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受信: 2007年3月13日 (火) 12時43分

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