« 作者は沈黙せず | トップページ | 世の中には(差)も(別)も確実に存在する »

2007年2月12日 (月)

ヒロシです

第6回新風舎文庫大賞受賞作「ヒロシ」というミステリー・ホラーを読みました。作者である北沢志貴(きたざわ しき)さんは18歳でこの作品を書きデビューしました。ホラー系・ミステリー系の話には目が無い私ですので、何となく興味を持ち読んでみました。内容は全く新しい点など見当たらない、手垢にまみれた古典的なホラー作品でした。一応どんでん返しぽい部分も用意されているし、謎もそれなりに用意されているのですが、全くと言ってイイほど感情移入もドキドキ感もありません。鈴木光司氏の「リング」以来この様な模倣作品が巷には溢れています。しかもレベルは足元にも及ばない作品ばかりです。ラスト前にドンデン返しが用意されていればイイみたいな風潮にもウンザリです。ドンデン返しが生きるのは、あくまでもそこまでの綿密に練り込まれたストーリーが存在してなんぼです。しかし勘違いしている作品が殆どです。この作品も同じです。若干18歳の青年が書き上げたと言う点を考えれば当然のレベルかもしれませんが、だからと言って658円も出して買った人にはその言い訳は通用しません(私は古本屋で100円で買いましたが・・・)。もしかしたら将来大化けするかもしれませんが、今の時点では何の予感も感じさせません。書いた本人は全く悪くないです、これが本人の精一杯なんですから。しかし1304点の応募作品の中からこの作品を選び出版する出版社には責任はあります。昔から「青田買い」と言いますが、正しくこの作品に対してはその通りです。かなりの批判をしましたが、作者本人には世間の冷たい風当たりに文章を書く楽しさを忘れないで書きつづけて欲しいと願っています。経験も実力もこれからついてくるものですから・・・。

|

« 作者は沈黙せず | トップページ | 世の中には(差)も(別)も確実に存在する »

コメント

初めまして。厳しい意見ありがとうございます。
未熟者ですがこれからも精進していくので、よ
ろしくお願いいたします。

投稿: 北沢志貴 | 2007年2月14日 (水) 20時07分

北沢志喜様

御本人さんなんですね。かなり厳しい意見書きましたが、決して悪い意味ではありませんよ!箸にも棒にもかからない人はブログに書きもしませんから・・。今後もホラー作品を書くのでしょうか?ならホラー映画や過去の名作といわれる本はぜひ読んでくださいね。物真似しろと言うわけではなく、何故この作品が面白いのか?とか、何故この作品が名作と呼ばれるのか?などを検証する事で、自分らしい道が見えてくるのではと思います。偉そうな事言うなら自分で書け!と言われれば書けません。でも読者は我が儘言うものですから・・。これからも頑張って作品書いてください。初めから凄い人なんて居ないですから。厳しい事言いますが、今後も陰ながら応援しています。また何かありましたら、どんどん書き込みしてください。自分で言った事には責任もって受け答えしますので。

投稿: マグ | 2007年2月15日 (木) 02時55分

北沢志貴様

すいません。夜中に書いたので、名前間違ってましたね。御免なさい。

投稿: マグ | 2007年2月15日 (木) 02時59分

いえいえ、自分が未熟なのはわかっているので。厳しい意見
は辛い反面、とても勉強になります。だから、時々検索して
本を読まれ、感想を書いてくださった方たちのブログなどを見
て、勉強しています。
私の本が出たら、よろしければ、また感想を書いてくださいね。
お返事ありがとうございました。

投稿: 北沢志貴 | 2007年2月15日 (木) 19時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヒロシです:

« 作者は沈黙せず | トップページ | 世の中には(差)も(別)も確実に存在する »