« 2時間ドラマの様な映画 | トップページ | 人間社会への警告 »

2007年1月 7日 (日)

事実が小説より面白い例

諺で「事実は小説より奇なり」という言葉あります。説明するまでも無く実際に起こった事件や事故の方が、想像で書いた小説より奇妙で突飛な事が多いという意味です。時間をかけて考え抜いた小説が、日常で起こる些細な事件にいとも簡単に追い抜かれてしまう訳ですから、小説家の人も大変です。昨日読了した鈴木光司氏の「神々のプロムナード」も事実には足元にも及ばない作品でした。この本は1995年に雑誌で連載をスタートしたんですが、結局作品として本になったのが2003年ですから8年かも時間を費やした小説です。何故8年もかかったかと言うと、この本は新興宗教をテーマにしたミステリーなんですが、正に書いている最中に実社会で(オオム心理教)の事件が起こり、鈴木氏の書く意欲が削がれ、更に当初のストーリーを大幅に変更をせざるを得ないという状況に陥ったからです。さて苦労の末出来上がった作品はというと読む価値なしと言わざるを得ません。勿論(オウム事件)の奇抜さや衝撃度には到底敵わないのは仕方ないにしても、ミステリーとしてもかなり凡庸です。初めの1/3位までは結構グイグイ引き込まれていくのですが、途中からかなりドッチラケになっていきます。とても同じ人が書いたとは思えないツマラナサです。特にオチが酷い・・・。先述したように、オウム事件のお蔭で当初のストーリーを変えなければいけなかったのは気の毒だとは思いますが、それにしてもこの着地は無いでしょう。これなら途中で放棄して違う話を書いた方が良かったのでは?とまで思わせます。好きな作家だけに最近酷評が続いてますが、この作品に関しては本当にツマラナイです。もうそろそろ久方ぶりのホラー「エッジ・シティー」が発売にるそうです。それを読んで駄目ならもう読みません。頑張れ!鈴木光司!

|

« 2時間ドラマの様な映画 | トップページ | 人間社会への警告 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 事実が小説より面白い例:

» ユーチューブ 動画 確かに似てるね [ユーチューブ(youtube)で今日も世界が平和でありますように!]
今日のユーチューブ動画は面白いですよ~マギー司郎と・・・デスノートのリュークと・・・ベッカムと・・・ロナウジーニョと・・・朝青龍と・・・もう、面白すぎです。(笑)ユーチューブのおもしろ動画は こちらから どうぞ~♪... [続きを読む]

受信: 2007年1月10日 (水) 10時48分

» Ambien purchase omline. [Ambien purchase omline.]
Ambien purchase omline. [続きを読む]

受信: 2007年4月11日 (水) 08時29分

» Teen incest. [Teen incest.]
Teen incest. [続きを読む]

受信: 2007年4月12日 (木) 00時14分

« 2時間ドラマの様な映画 | トップページ | 人間社会への警告 »