一体どうなってるんだ?
世界中で異常気象が続いています。先日日本の北海道奥尻町で竜巻がおこり家や車を破壊しました。数年前には我が町豊橋でも竜巻が起こり通り道だった家々は被害を被りました。私の住んでいるアパートは本の数百メートル離れていたお蔭でベランダの壁が吹き飛ばされた程度で済みましたが、後少しずれていたら・・・と考えると背筋が寒くなります。決して大きな規模の竜巻で無いのにこれだけ凄い被害があるんですから大きければ尚更です。昨今で最大の被害は一年前にアメリカのニューオリンズで起こったハリケーン・カトリーナの被害が記憶に新しいです。ニューオリンズはミュージシャンなら誰も憧れる音楽発祥の地であり、現在でも多くの有名・無名ミュージシャンが多数住み演奏活動をしている聖地でもあります。それが一つのハリケーンによって壊滅的な被害を受けました。様々なミュージシャンが復興チャリティーでCDを製作し、収益を復興のために寄付をしています。一年たって極めつけの一枚が出ました。DIRTY DOZEN BRASS BAND(ダーティー・ダズン・ブラス・バンド)の「What's going on」というアルバムです。音楽に詳しい人ならタイトルで創造がつくと思いますが、1971年にマービン・ゲイが出した傑作アルバムのタイトルと同じです。そして何とタイトルだけでなく内容も全曲カバーという物凄く珍しい企画です。一曲・二曲をカバーすることは良くあるんですが、アルバム丸ごと一枚というのは初めて聞きます。しかもメロウが売りのマービンゲイの曲を、ブリブリなブラスファンクバンドがカバーするなんて!想像だにしませんでした。しかしこれが実に良いんです。原曲とは全く違うリズムやアレンジなんですがこれはこれで◎。豪華ゲスト陣もチャック・D(パブリック・エナミー) アイヴァン・ネービル G・ラヴ グールー(ギャングスター)など、様々なジャンからの選出で飽きさせません。彼らがチャリティーアルバムを作ろうと考えた時に一番始めに浮かんだ言葉が「What's going on? 一体どうなってるんだ?」だったそうです。今回のハリケーン被害だけでなく、アメリカのテロ事件・中東の戦争・経済格差など、現在の世界中がおかしくなって来ている事を憂いている事に対するアンサーアルバムだそうです。時に音楽は物凄いパワーや影響力を持ちます。そんな物凄いエネルギーに溢れた一枚です。
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